5:2ここで、わたしパウロはあなたがたに断言します。もし割礼を受けるなら、あなたがたにとってキリストは何の役にも立たない方になります。
5:3割礼を受ける人すべてに、もう一度はっきり言います。そういう人は律法全体を行う義務があるのです。
5:4律法によって義とされようとするなら、あなたがたはだれであろうと、キリストとは縁もゆかりもない者とされ、いただいた恵みも失います。
5:5わたしたちは、義とされた者の希望が実現することを、“霊”により、信仰に基づいて切に待ち望んでいるのです。
5:6キリスト・イエスに結ばれていれば、割礼の有無は問題ではなく、愛の実践を伴う信仰こそ大切です。
5:7あなたがたは、よく走っていました。それなのに、いったいだれが邪魔をして真理に従わないようにさせたのですか。
5:8このような誘いは、あなたがたを召し出しておられる方からのものではありません。
5:9わずかなパン種が練り粉全体を膨らませるのです。
5:10あなたがたが決して別な考えを持つことはないと、わたしは主をよりどころとしてあなたがたを信頼しています。あなたがたを惑わす者は、だれであろうと、裁きを受けます。
5:11兄弟たち、このわたしが、今なお割礼を宣べ伝えているとするならば、今なお迫害を受けているのは、なぜですか。そのようなことを宣べ伝えれば、十字架のつまずきもなくなっていたことでしょう。
教団総会議員選出せず、04年以来連続8回
沖縄教区
第78回沖縄教区総会は、5月27・28両日、沖縄キリスト教センターで、開会時、議員42名中37名が出席して開催された。沖縄教区は、03年以来、教団問安使を拒否しているが、石橋秀雄教団総会議長、秋山徹総幹事が、総会を傍聴した。
平良修議長は、5頁にわたる議長報告で、「この1年間、各地で学習協議会を7回開催したが、教区内には、『当分の間、教団との間に距離を置く』方針に、割れ目が生じており、反発・非協力の幾つかの教会を問安した。対話の道が開かれたことは嬉しいことで、今後、更に切り開いて行かねばならないと、覚悟している。牧師不足は深刻で、28教会・伝道所中、無牧・代務は6カ所に及び、信徒伝道者の養成は、真剣な課題」と報告した。
三役選挙で、平良修議長(うふざと伝道所代務)が再選。平良議長は、「選挙結果を確かに受けとめた。責任を果たして行く覚悟だが、選んだ人の責任もあり、共同作業だと思っている」と語った。副議長に石川栄喜議員(石川)、正副議長協議で羽柴禎議員(名護伝道所)が書記と、三役中2名が新たに選ばれた。
今総会では、新たに幹事職を新設したが、平良議長は、その理由について、「教区三役引き継ぎの課題を果たすため」と語り、「清算法人沖縄キリスト教団の法的処理問題が、そのまま残っており、幹事にはその仕事を任せたい」と、その一例を挙げた。初代幹事には、伊波美智子前書記(宜野湾伝道所)が選任された。
10月の教団総会議員選出議案は、審議に付され、冒頭、「距離を置いて15年。もう選出しても良いのではないか」との意見が信徒議員から出たが、議論が続かず、挙手投票の結果、否決され、沖縄教区は、04年以来、連続8回、教団総会議員を選出しなかった。
「距離を置く」状態は、まだ続くことになったが、2日目午前、退出する石橋秀雄教団議長を、平良修議長が呼び止めて握手し、議場の拍手を浴びる一幕もあった。
2日目の財務報告で、外間永二委員長は、「18年度予算案は、前年度比100万円増の1600万円を計上してあるが、教区財政は逼迫した状況にある。謝儀基準は20年前のを使っており、かつて1300人を数えた現住陪餐会員は467人となった」と、教区の経済的苦境を訴えた。
常置委員選挙結果
【教職】具志堅篤(読谷)、芳澤信(真和志)
【信徒】玉城凉子(兼次)、外間永二(平良川)、吉川幾子(うふざと)、徳門米子(与勝)
(永井清陽報)
議長報告、一部削除して承認
関東教区
第68回関東教区総会が5月23~24日、大宮ソニックシティ・小ホールで、開会時議員268名中188名の出席で開催された。
今総会では、北本教会の阿部洋治教師招聘についての議長報告に対する審議に時間を割いた。
冒頭、組織会前、教区三役が議案報告書の送付が遅くなったことを詫びた。「緊急の場合以外は10日前に手元に届くように」との規則に違反すると指摘し、説明を求める意見があった。東野尚志議長は「議長報告の文言を整え、了解を得るのに時間がかかった」と告げた。
議長報告の中で、東野議長は、「阿部教師は、教団での身分は補教師であるが、教団紛争期に福音主義教会連合(福連)の按手を受けており、当該按手が教団において認められるよう求めていく」と述べた。
補足して経過を説明し、「按手が認められることを北本教会から教団議長に願い出たところ、教師検定規則第10条に則って申請するよう勧めがあり、教会と阿部教師は、その方法で正教師となることを求めて行く決断をした。再按手については教師検定委員会の審査を待つ」と述べた。
報告に対し、「福連の按手は教会性がある按手礼として認めることは出来ない」、「教区議長報告に、福連議長の立場を持ち出すべきでない」、「教団は福連の按手を認めない見解を出しており、正規の手続きを経るべき」等の意見があった。
東野議長は、「信仰告白が曖昧にされ、教憲に違反する仕方で教団の試験が行われた時代に、教規に違反する形で連合の試験が行われた。歴史的背景を正しく理解しなければならない」と述べた。
審議の中で、議長報告は、総会前の常置委員会では結論が得られず、臨時常任常置委員会で受け止めた上で、総会に提案されたとの経緯が説明された。
報告承認に至らず、一日目終了後に、臨時常置委員会を開き、翌日、議長報告を再提案することとなった。二日目、北本教会と阿部教師の按手についての部分は現在進行形で動いており、削除するとの報告があった。
「今回の件が教憲教規違反であることを確認し、撤回、謝罪するということなのか」、「議案報告書の送付が遅れ、審議権を侵害したことの責任をどう取るのか」等の問いがあり、東野議長は、「常置委員会の共通の理解のもとで出されていないということで削除した。課題と取り組み、解決するという形で責任を取って行く」と述べた。170名中134名賛成で議長報告を承認した。
委員会の整理・統廃合、常設・特設の種別変更、名称変更の議案を審議し、意見を踏まえて進めて行くことを確認し、常置委員会に付託した。
教団総会議員選挙において半数連記を求める議案が出された。無記名投票の結果、207名中賛成93名で否決された。
教団総会議員選挙結果
【教職】熊江秀一(大宮)、福島純雄(筑波学園)、小池正造(東新潟)、栗原清(武蔵豊岡)、東野尚志(聖学院)、木村太郎(宇都宮)、田中かおる(安行)、村田元(群馬町)、佐野明子(塩谷一粒)、疋田國磨呂(本庄)、石橋秀雄(越谷)、島田進(日立)、飯塚拓也(竜ヶ崎)、小林眞(岩槻)
【信徒】半田香代子(原市)、菊地愛(東中通)、金刺英雄(上尾合同)、豊川昭夫(越谷)、國吉常喜與(宇都宮上町)、佐久間文雄(志木)、大熊眞弓(東京聖書学校吉川)、高崎道子(鹿沼)、勝野奉幸(大宮)、山川秀人(聖学院)、中松聖美(武蔵豊岡)、滝川英子(七里)、富永研司(日立)、玉井幸治(筑波学園)
(嶋田恵悟報)
時計の文字盤の針は、いつも同じ距離を正確に進み5分を刻む。この距離にも時間にも前後はない。しかし、この時間と距離を時として捉える人間は、あと5分しかないと思えば、同じ時間がとても短く思えるし、他方、あと5分あると思えば、この同じ時間に相当に集中力を発揮する。同じ間隔が広くも狭くも見える。5分のせめぎ合いで集会準備をしている者の実感で、そうであればもっと早くから準備すればという声も聞こえるが、なかなかできないでいる。▼2020年問題という言葉が、教会でも教会会議でもテーブルに載っている。しかし、本当に2020年なのか、根拠は何なのかといった確認無しに、この言葉だけが旗印のように振られて一人歩きしてはならない。▼言われる問題は、もう既に始っているとも言えるし、20年を越えてさらに先に起るとも言える。同じ問題は常に起ってきたし、これからも起り続けるとも言える。伝道の危機はいつの時代にも、どこにおいてもあり続けたことであり、伝道に良かった時代など一時としてなかった。▼それでもなお5分あるのなら、宗教改革者に倣って、りんごの木をなお一本植えたい、そう思う。
PCT嘉義中会と宣教協約を締結
東北教区
第73回東北教区総会は、5月29~30日、仙台青葉荘教会で開催された。議員152名中118名が出席した。
本総会では、台湾基督長老教会(PCT)嘉義中会との宣教協約締結議案が中心となった。
この宣教協約決議の背景には、東日本大震災の際にPCTから、祈りと献金、268名のボランティア派遣を通して交流が深められてきたことがある。更に日本基督教団東日本大震災国際会議の際に、嘉義中会との出会いがあり、相互に訪問する中で協力関係を結ぶことを確認した。本来は2017年5月の東北教区総会で議決される予定であったが、実現に至らず本総会の提案に至った。
一日目の夜には両者の理解を深めるための協議会が開催され、これまでの経緯と実際の様子が分かち合われた。
本議案に関して議場からは、文言の訂正意見が複数出されたが、小西望議長は、「文案に関しては、常置委員会でも、嘉義中会の幹部会でも時間をかけ準備してきた。色々な意見があると思うが、まずこの原案どおり締結したい」と述べ、「この議案は関係が始まろうとしているものであり、もしある段階で改訂が必要であれば、その時点で改訂を加えていく手順がふさわしいと考える」と述べ、採決に至り可決。直ちに調印式が行われ、記念品を交換し合い、会場は喜びに包まれた。
また、東日本大震災関連では、教会救援復興委員会の次期総会開催予定までの継続を諮ったほか、「放射能問題支援対策室・いずみ」については、2024年3月までの継続を目指すことを可決した。また、「被災者支援センター・エマオ」は、計画通り2019年3月をもって閉じることが決定した。
議長挨拶では、東北教区東日本大震災救援を続けるための「募金A―教会の返済支援のために」が、2018年3月をもって閉じたこと、同「募金B―エマオ・いずみの働きを続けるために」の募金により両センターを2019年3月まで継続させることが可能となったことが報告された。
今総会においては、既に行われた2名の按手受領の報告承認と共に、按手礼1名と3名の准允式が執行された。
教団総会議員選挙結果
【教職】小西望(仙台北)、保科隆(福島)、関川祐一郎(石巻山城町)、高橋真人(会津坂下)、長尾厚志(仙台ホサナ)、片岡謁也(若松栄町)、布田秀治(いずみ愛泉)、岡村宣(矢吹)、荒井偉作(名取)
【信徒】齋藤仁一(山都)、高橋嘉男(名取)、佐藤京子(仙台北)、工藤正剛(仙台愛泉)、石原裕子(常磐)、丹治洋子(信夫)、森睦(天童)、大林健太郎(石巻栄光)、鎌田仁美(涌谷)
(佐藤 進報)
宣教強化・実質化の準備開始を可決
東中国教区
第67回東中国教区総会が5月28~29日、岡山教会で開会時議員85名中66名が出席して行われた。
推薦准議員承認において、来賓として受け入れている佐々木美知夫教団副議長を問安使として受け入れる修正動議が出された。「北村教師の教職剥奪を受け、問安する側・される側という関係性を丁寧に考えようということになり、来賓として受け入れている」との経緯を踏まえ反対する意見があった。動議は賛成5名で少数否決、来賓として受け入れる原案を承認した。
議長報告で、大塚忍議長が4頁にわたる報告を朗読した。「テロ等準備罪が成立し、改憲の発議に向けた動きがある中、見張りの使命に固く立つ。教区の10年間の推移が、会員数17%、礼拝出席13%、経常収入12%、経常支出10%、各々減という厳しい現実の中で連携と基盤強化が必要。2度の宣教会議を開催し教区の宣教強化について協議した」等を報告した。
今総会で最も時間を割いたのは、「教区の宣教強化実質化に関する件」である。宣教会議の内容を踏まえ理念と提案を記した声明文が掲げられ、「実施に向けての準備を開始する」ことが提案された。
一日目の夕食後に趣旨説明と意見交換、二日目に審議を行った。
大塚議長は、声明文に基づき、「48教会中、33教会が礼拝出席20名以下、内14教会では10名以下。兼務・代務教会が15教会」と教区の状況に触れ、多様性を豊かさと捉え、既に立てられている教会を支援しつつ、協働の働きとしての宣教を支援する方針を示した。声明文は、「教区機構の見直し、新たな予算措置イメージの作成、地区の役割と教区構成の見直し、教会強化特別資金運用規定の改変」を提案している。
協議においては、「協働」ということで、各個教会の伝統が崩れてしまうことへの危惧が述べられ、自主性を重んじた上での協働であるべきとの意見があった他、「一歩を踏み出すことが大切」、「一日も早く進めてほしい」との賛成意見があった。採決61名中50名の賛成により可決した。
上井教会と倉吉復活教会が合併し、上井教会として存続する議案を賛成多数で可決した。
佐々木教団副議長が教団議長挨拶文の要点を説明した。機構改定を急ぐ理由、伝道資金をより良い制度として運用することについての意見が問われ、副議長は応答した。
教団総会議員選挙結果
【教職】大塚忍(岡山)、服部修(蕃山町)、柴田彰(倉吉)、中井大介(倉敷)、橋原正彦(鳥取)、田中寿明(天城)
【信徒】土井しのぶ(総社)、田中英也(上井)、濱上進(倉敷水島)、河田直子(蕃山町)、平川英勝(児島)、尾島夫規子(岡山)
(嶋田恵悟報)
教団機構改定案について議論
東京教区
5月29日、第77回東京教区総会が富士見町教会にて開催された。開会時の出席議員数は490名中327名だった。開会礼拝後、来賓挨拶と組織会を経て、三役報告・常置委員会報告から議事を開始した。議長報告の中で、岸俊彦議長は「教団の機構改定が急務」であり、この「教団の課題は教区の課題でもある」と述べた。
昼食休憩後、雲然俊美教団問安使が石橋秀雄教団議長の挨拶を読み上げ、配付資料を用いて教団機構改定案の説明を行った。また、教団への質問は文書にして教団議長宛てに送付して欲しいと要望した。次いで秋山徹教団総幹事(東京教区総会議員)が挨拶に立った。質疑では機構改定案と教憲教規の関連や、東日本大震災救援の活動記録方法や借入金残額の返済方法等が問われ、問安使が教団の見解と今後の見通しを語った。
夕食休憩後に、17年度決算報告が1億2516万2382円で承認された。18年度予算案の審議では、教区負担金未納問題について、教区所属台湾教会の負担金減免措置と、各教会の諸事情による未納金特別措置の説明があった。質疑を経て予算案は未納負担金分を加味した1億2801万2950円で可決された。
常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】藤盛勇紀(富士見町)、岸憲秀(千葉本町)、古旗誠(目白)、神保望(日本聖書神学校)、松井睦(聖徒)
【信徒】高花富夫(柏)、澤田竹二郎(白金)、守安久美子(船橋)、遠矢良男(富士見町)、鷺一彦(代田)
教団総会議員選挙結果
【教職】藤盛勇紀(富士見町)、髙橋潤(銀座)、岸俊彦(経堂北)、中村公一(高輪)、伊藤英志(三軒茶屋)、古旗誠(目白)、村上恵理也(松戸)、長山信夫(安藤記念)、神保望(日本聖書神学校)、渡邊義彦(柿ノ木坂)、岸憲秀(千葉本町)、大友英樹(赤羽)、高橋和人(田園調布)、小橋孝一(新島)、林牧人(西新井)、松井睦(聖徒)、今泉幹夫(小金)、上田光正(曳舟)、藤田義哉(下谷)、清弘剛生(頌栄)、生原美典(松原)、大塚啓子(目黒原町)、遠藤忠(むさし小山)、西之園路子(滝野川)、山ノ下恭二(牛込払方町)、原田裕子(薬円台)、倉橋康夫(木更津)
【信徒】遠矢良男(富士見町)、奥山盾夫(千葉本町)、和田洋子(銀座)、小泉誠(下谷)、澤田竹二郎(白金)、西田寛子(鳥居坂)、高花富夫(柏)、石川日出男(滝野川)、鷺一彦(代田)、鈴木齊(銀座)、守安久美子(船橋)、神田道彦(洗足)、山神清和(聖ヶ丘)、川添裕一(自由が丘)、木下京子(聖徒)、坂元昭憲(三軒茶屋)、古宮正雄(中村町)、阿部勝雄(聖和)、藤本三四四(小松川)、平川寛子(梅ヶ丘)、小平正宣(代々木中部)、市橋佳子(田園調布)、桝田恒(柿ノ木坂)、鎌田あつ子(目白)、柏原通子(石神井)、伏見陽子(新津田沼)、池田信成(八千代台)
(原田裕子報)
「伝道センター構想」具体化検討を続ける
西東京教区
5月27~28日、第38回西東京教区総会が、吉祥寺教会において開催された。開会礼拝が捧げられ、礼拝の中では聖餐式が行われた。
議員200名中140名が出席。組織会、議事日程案承認の後、教区総会議長報告ならびに常置委員会報告が行われた。両報告に対して、一昨年度より常置委員会を中心に検討されている教区機構・組織の見直しに関する質問等が出された。
議事と並行して、常置委員半数選挙ならびに教団総会議員選挙が行われる中、各部・各委員会の報告が行われた。また、二日目の議事として予定されていた「曙教会解散承認に関する件」が一日目に扱われることとなり、曙教会(杉並区)の解散が承認された。決算報告と共に、剰余金処分に関する提案がなされて、一日目が終了した。
二日目は、この一年の間に天に召された6名の教師を覚えての追悼式から始まり、遺族と共に礼拝が捧げられた。
新着任教師の紹介がなされた後、雲然俊美教団総会書記による問安使挨拶が行われた。議場からは、特に教団機構改定案の骨子に関して、改定案の内容、改定に向けての今後の進め方について多くの質疑、意見等が述べられた。
二日目の午後には、宗教改革500周年記念事業として行われた教会中高生大会ならびに教会青年大会について、映像を見ながらの報告も行われた。
「2018年度宣教活動計画に関する件」と同時上程された「立川開拓伝道の推進に関する件」が可決された。西東京教区では立川での開拓伝道に取り組んでいるが、その実りとして生まれた立川からしだね伝道所が、昨年5月に新会堂・牧師館を取得した。今後も、教区は、同伝道所の成長のために、財政的な支援を含めてさまざまな側面からの支援を行いながら、立川開拓伝道におけるもう一つの幻である「伝道センター構想」の具体化を目指して検討を続けていくこととなる。
「2018年度宣教委員会・各部・各委員会活動計画に関する件」、「教団年金を守るための教区推進案に関する件」も可決。願念望議長による閉会祈祷をもって、二日間の総会を終えた。
常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】宮﨑新(本郷)、竹前治(清瀬信愛)、古屋治雄(阿佐ヶ谷)
【信徒】宮下重康(玉川)、井田昌之(狛江)、中嶌曉彦(八王子)
教団総会議員選挙結果
【教職】吉岡光人(吉祥寺)、山畑謙(小金井緑町)、願念望(国分寺)、岩田昌路(狛江)、七條真明(高井戸)、菅原力(新生)、山口紀子(更生)、竹前治(清瀬信愛)、古屋治雄(阿佐ヶ谷)、宮﨑新(本郷)、長谷川洋介(小平)、小泉健(東京神学大学)
【信徒】鐘ヶ江有道(中野)、井田昌之(狛江)、中嶌曉彦(八王子)、中川義幸(阿佐ヶ谷)、村山めぐみ(阿佐ヶ谷)、西田一郎(白鷺)、吉崎純二(吉祥寺)、安井重平(荻窪清水)、前田勝之(相愛)、原田満喜夫(小平)、石川秀彦(新生)、大橋寛明(高幡)
(七條真明報)
一泊二日の教区総会が終わった。やれやれである。今回は、議長と準備担当分区の一員であったので、総会の責任と裏方の配慮が重なって、総会前から総会中を経て総会後まで気が抜けなかった。加えて、開会礼拝と按手礼・准允式の説教もあり、終始大忙しであった。
議長席に座っていると、自由に議席を離れてトイレに行く人を見かけて羨ましくさえなる。こちらは会議中には議長席を離れることができないのだから。
ところが、不思議なことに、空白の一時間が生まれた。会議中であるにも拘らず、コーヒーを飲みながら、談笑を楽しむことができたのだ。昼食時や休憩時間のことではなく…。
東海教区の総会は、「読会方式」(「総会議事規則」参照)で行われる。第一読会で議案が上程され、第二読会で審議し、第三読会で議決する方式である。そして、第二読会は二つの分科会に分かれ、それぞれに付託された議案を審議するのであるが、わたしが出席した第二分科会の審議が早く終わったからである。
この第二読会の分科会では、それぞれに座長が立てられるので、総会議長も一議員になれる。手を上げれば、自由に発言できる。それに加えての談笑であった。振り返ってみれば、会議中に飲んだ唯一のコーヒーでもあった。
教団総会と比較してみると東海教区総会は、終始和やかな総会である。会議の中に生まれやすい対立よりも神の御心を探り、神の恵みに感謝し、神の栄光を現わすことに向かう会議だと思う。会議に求められる責任と配慮の労苦はあるが、それが報いられる喜びもある。
帰りには、残ったお弁当までいただけた。これも神の贈り物かも知れない。 (東海教区議長)
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