ユースや女性の活躍目立つ
11月15〜18日に南西ドイツのシュミッテンで、EMS(福音連帯宣教会)の総会が開催され、教団からは西之園路子がEMS総会議員として出席した。
2年ごとに開催されるこの総会には、南西ドイツの教会関係者の他、アジア(インド、インドネシア、韓国、日本等)、中東(ヨルダン)、アフリカ(ガーナ、南アフリカ共和国)のEMS加盟教会の代表者たち、70名ほどが参加。今年9月に行われたProPro委員会で協議されたEMSの支援先と支援金額もこの総会で可決された。本総会において、インドとインドネシアから各1教会を新たにEMSのメンバーに迎えることが承認された。また、議長団やMission Councilメンバーの選出も行われ、西之園議員はsubstitute(補欠委員)として選出された。教団とPROK(韓国基督教長老会)は、6年任期の委員を3年ずつ交代で担い、現在はPROKの議員が委員となり、教団の議員は補欠となっている。
WCC同様、EMSでもユースたちの活躍が目を引いた。ガーナ長老教会の代表3名の内、1名は22歳の女性だった。また、韓国のPCK(大韓イエス教長老会)の代表3名の内、2名は女性のユースだった。各国の諸教会がこのような国際会議に意識的・積極的にユースや女性を送り出していることを感じる。教団と比べ、多くのユースや女性が議員として参加している会議はうらやましくも思えてしまうが、それでも議場からはもっとユースや女性の議員枠を増やして欲しいとの声が挙がる。ユースたちからはオンライン会議等を用いてでもすぐ実行して欲しいとの要望も出たが、この案件には規約の見直しや変更も必要となり、大切な議題だからこそ、きちんと対面で意思疎通した方が良いとのことで、前向きに検討する方向での継続審議となった。
(西之園路子報)
関東教区はカントウ賞!
関東教区 熊江秀一
関東教区は新潟・群馬・茨城・栃木・埼玉の各県を5地区とする140の教会・伝道所からなる。日本海から太平洋に至る広大な面積は北海教区に次ぎ、教区内の人口は17教区最大の1620万人に及ぶ。また過疎地から首都圏、工業地帯や農業地帯、漁業地帯、豪雪地帯や島の教会もあり、教派的伝統も様々である。また小規模教会も多い。その中でそれぞれが覚え合い、支え合い、連帯して宣教に仕えている。
その連帯の柱がナルドの壺献金運動である。一人の女性信徒の提案で始まった運動は今年36年目となる。1日10円の自由献金として捧げられ、ほぼ毎年、目標額が満たされていることは教区の連帯の証しである。今年も1200万円を目標に献金運動に取り組んでいる。この献金は謝儀互助(2022年度は13教会・伝道所)を始め、緊急互助(教師やその家族の急病や様々な緊急支援)、教団年金互助(教団年金への加入支援)、退職金互助(退職金の積み立てのための支援)のために豊かに用いられ、これまでの残金の積み立てはナルド基金として災害時の謝儀支援として用いられている(コロナ禍にも使用)。ナルド献金運動のために宣教部がナルド通信を発行して運動を展開し、またナルド懇談会を開催して互助教会相互と教区の交わりを深めている。
この運動は教区連帯の柱となり、04年の中越地震、07年の中越沖地震、11年の東日本大震災、15年の関東東北豪雨水害、また新潟雪害支援等、教区の災害支援にもつながっている。コロナ禍が続く中でも一つ一つの教会・伝道所が主にあって連帯し、互いに祈り、支え合い、元気に宣教に仕えることが願いである。「忠実な僕よ、よくやった」と神さまからのカントウ賞をいただける関東教区でありたい。
(関東教区議長)
YMCAだからこそのウクライナ避難者支援
2022年3月よりウクライナから日本に避難してくる人々お一人おひとりに伴走する支援を行ってきました。現在、関係省庁や東京都との連携もあり、761人(11月30日)への伴走支援を実践する国内最大規模の支援団体となりました。支援の内容と形態は時間の経過とともに次のような変化を遂げています。
【第1フェーズ 避難支援】
2022年3〜4月ごろ
ヨーロッパYMCAと連携し、ウクライナ出国から来日までの支援、空港出迎えや国内移動の補助、ホテルでの隔離、住宅への案内などという一連の支援を継続しています。支援開始時に、一人ひとりに寄り添い伴走していく、というYMCAの姿勢として、「避難民」ではなく「避難者」と呼ぶことにしました。
【第2フェーズ 生活支援】2022年5〜6月ごろ
住居手配から保育園探し、日本語学習の機会提供など日本での生活をスタートするための支援を展開しました。また、交流・学びの場「Ukraine Café HIMAWARI」をオープンし、身近なお店で買える食品や清掃用品の使い方を伝える生活講座や無料バザーなどを実施しています。現在はウクライナ語で読める児童書を集めたミニ図書館「HIMAWARI文庫」を併設してカフェの運営を続けています。
【第3フェーズ 個別支援】
2022年7月以降
都営住宅などへ個別訪問を実施し、ヒアリングによるニーズ把握と支援策とのマッチング支援を新たに展開中です。病院への同行、子どもの宿題サポート等、各家庭での個別支援から、体調不良につながりやすい心のケアを実践するための取り組みなど、多様な支援活動につなげていきます。
第3フェーズに入った現在では、個別訪問により把握されつつある避難者が抱える課題やニーズへの個別の解決策提示、行政や他団体との連携を含む組織的な取り組みへの提言などを同時に展開しています。特に都営住宅などを訪問しての聞き取りからはさまざまな要因による心身の不調が増えている傾向が見られました。まだ終わりが見えてこない避難生活の長期化からこの第3フェーズを「心の折れる時期」と捉え、メンタルヘルスケアなどを含む新しい伴走支援に取り組んでいきます。
これらの活動は全て皆様からのご寄附によって支えられています。これまでご寄付いただいた皆様への感謝と共に、長期化が予想されるこの活動への継続的なご支援・ご寄附、どうぞよろしくお願いいたします。
(石橋英樹報/日本YMCA同盟ウクライナ避難者支援プロジェクト担当)
【承認】
8.教団総会常任委員選任に関する件 選任
[会計監査]服部能幸(招)、宮下重康、長島恵子
9.宗教法人「日本基督教団」責任役員選任に関する件 選任
[責任役員]雲然俊美、藤盛勇紀、黒田若雄、武田真治、東野尚志、望月克仁、中嶌曉彦
[会計監査]服部能幸、宮下重康
19.2018年度教団歳入歳出決算承認に関する件
25.2018年度部落解放センター決算承認に関する件
26.2019年度部落解放センター決算承認に関する件
27.2020年度部落解放センター予算および決算承認に関する件
28.2021年度部落解放センター予算および決算承認に関する件
30.2018年度出版局決算承認に関する件
31.2019年度出版局決算承認に関する件
32.2020年度出版局決算承認に関する件
33.2021年度出版局決算承認に関する件
34.2018年度年金局決算承認に関する件
35.2019年度年金局決算承認に関する件
36.2020年度年金局財務計画および決算承認に関する件
37.2021年度年金局財務計画および決算承認に関する件
38.2022年度年金局財務計画案承認に関する件
39.2023年度年金局財務計画案承認に関する件
【可決】
29.2022年度部落解放センター予算に関する件
40.教団機構改定の目的と課題を確認する件 *議案第53号、第46号、第47号、第59号を先議し否決。修正案(提案者:小西望)を否決。
41.教規132条変更に関する件
42.年金局規定変更および「謝恩金規則」廃止に関する件
【付託】
12.出版局理事・監事承認に関する件 常議員会付託
13.年金局理事・監事承認に関する件 常議員会付託
14.部落解放センター運営委員選任に関する件 常議員会付託
17.教団関係学校および関係団体理事・評議員等推薦に関する件 常議員会付託
64.第42回日本基督教団総会議事録承認に関する件 常議員会付託
65.第43回日本基督教団総会開催に関する件 常議員会付託
【42総会期常議員会に付託】
10.総幹事選任に関する件 *42総会期常議員会に付託。
11.出版局局長選任に関する件 *42総会期常議員会に付託。選任まで飯光を局長代行とする。
18.2022年秋季教師検定試験合格者承認に関する件 *教団総会の日程が早まり試験が終了していないため、42総会期常議員会に付託。
20.2019年度教団歳入歳出決算承認に関する件 *内容の精査が必要なため、42総会期常議員会に付託。
21.2020年度教団歳入歳出予算および決算承認に関する件 *内容の精査が必要なため、42総会期常議員会に付託。
22.2021年度教団歳入歳出予算および決算承認に関する件 *内容の精査が必要なため、42総会期常議員会に付託。
23.2022年度教団歳入歳出実行予算に関する件 *議案第49号を先議し否決した上で、内容の精査が必要なため、42総会期常議員会に付託。
24.2023年度教団歳入歳出原予算に関する件 *内容の精査が必要なため、42総会期常議員会に付託。
【否決】
46.沖縄教区選出議員の出席まで、教規変更を伴う教団機構改定の教団総会決議を行わない件〔京都教区〕
47.教団「教団機構改定に関する検討資料Ⅱ」を破棄する件〔京都教区〕
49.「沖縄宣教連帯金」に関する件〔兵庫教区〕
53.「教団機構改定」の議論を直ちに凍結する件〔兵庫教区〕
57.日本基督教団総会における常議員選挙の投票方法を、無記名半数連記に改める件〔神奈川教区〕
59.教団機構改定の根幹となる意思を確認する件〔小笠原純〕
【選考委員選任】
15.常設委員会および常設専門委員会委員選任に関する件
16.宣教研究所委員選任に関する件
[選考委員]雲然俊美、藤盛勇紀、黒田若雄、田中かおる、岡村恒、田口博之、菅原力、豊川昭夫、守安久美子、河田直子
【議案取り下げ】
43.教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件〔九州教区〕
【廃案】
44.伝道資金規則改定に関する件〔九州教区〕
45.教規61条等の一部を改正する件〔九州教区〕
48.「日本基督教団『教憲1条』の本旨に沿う教会となるために、教団・各個教会・各教区において教規を正しく解釈し、正しく運用すること」を求める件 〔東北教区〕
50.日本基督教団における同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別問題に取り組む〔兵庫教区〕
51.第41総会期第9回常議員会における「『日本基督教団の教師論』承認に関する件(提案者議長)」の承認決議を撤回する件〔兵庫教区〕
52.第41総会期常議員会の議事運営の誤りについて全教区並びに教団総会議員に謝罪する件〔兵庫教区〕
54.第75回/「合同」後52回日本基督教団兵庫教区定期総会決議にもとづく教団総会提出議案「沖縄宣教連帯金」に関する件〔兵庫教区〕
56.聖餐のあり方について慎重かつ十分に議論する場を教団内に設置する件〔神奈川教区〕
58.伝道資金規則変更に関する件〔小笠原純〕
60.日本基督教団が地球温暖化防止を宣教の課題とし、日本政府に地球温暖化防止に関わる国際協定「パリ協定」の目標早期達成を原子力発電に依存しないで行うことを要望するとともに、教団内諸教会・信徒が意識を高め、自主的な取り組みを行うことを呼びかける件〔管恒敏〕
61.日本基督教団教憲第1条及び教規第2条の改定に関する件〔佐久間文雄〕
62.「合同」特設委員会を再設置する件〔伊藤朝日太郎〕
63.辺野古新基地建設を直ちに中止するよう求める件〔伊藤朝日太郎〕
【上程せず】
55.第36(合同後21)総会期(2008年〜2010年)日本基督教団教師委員会及び審判員会による北村慈郎教師への免職戒規適用を無効とし、北村慈郎教師の免職戒規撤回を求める件〔神奈川教区〕
教団新報第4985号(2022年11月12日発行)の「人ひととき」欄に掲載された記事「神の愛を見出しながら」の中で、英国エリザベス女王の国葬の際に皇后が着用したスーツを仕立てられた信徒の方の紹介がされました。その記事の中に、2度にわたって「皇后陛下」との尊称をつけた文章となっていることに対して多くのご批判・抗議が寄せられました。
インタビューをした新報記者および編集者としてできる限り取り上げる人の思いを丁寧に紹介すべく、それを汲み取ってそのような表現としたことは推察されますが、これまで部落解放センターの運動その他を通して天皇制が日本社会の中で差別を生み出す構造的な体質と深く関わっていることを様々な場面で表明してきた教団が、その機関紙である「教団新報」の記事に皇室に属する者に対してそのような尊称を用いることは不必要・不適切であったことを認め、お詫びいたします。「陛下」の文言は訂正・削除といたします。このことは、紹介された方が誇りを持って仕事をされていること、その中で信仰生活を送っておられることについて論難するものではありません。
今後、天皇制に関わる記事を掲載するに際して、用語の使用について誤解を招くことのないよう注意が必要であることを銘じます。ご指摘いただきましたことを感謝いたします。
総幹事 秋山 徹
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