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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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ヤコブの手紙1・19~27

2023年8月20日

 わたしの愛する兄弟たち、よくわきまえていなさい。だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。 人の怒りは神の義を実現しないからです。 だから、あらゆる汚れやあふれるほどの悪を素直に捨て去り、心に植え付けられた御言葉を受け入れなさい。この御言葉は、あなたがたの魂を救うことができます。
 御言葉を行う人になりなさい。自分を欺いて、聞くだけで終わる者になってはいけません。 御言葉を聞くだけで行わない者がいれば、その人は生まれつきの顔を鏡に映して眺める人に似ています。 鏡に映った自分の姿を眺めても、立ち去ると、それがどのようであったか、すぐに忘れてしまいます。 しかし、自由をもたらす完全な律法を一心に見つめ、これを守る人は、聞いて忘れてしまう人ではなく、行う人です。このような人は、その行いによって幸せになります。
 自分は信心深い者だと思っても、舌を制することができず、自分の心を欺くならば、そのような人の信心は無意味です。 みなしごや、やもめが困っているときに世話をし、世の汚れに染まらないように自分を守ること、これこそ父である神の御前に清く汚れのない信心です。

2023年8月19日

 またそのころ、ユダで、人々が安息日に酒ぶねでぶどうを踏み、穀物の束をろばに負わせて運んでいるのを、わたしは見た。また、ぶどう酒、ぶどうの実、いちじく、その他あらゆる種類の荷物も同じようにして、安息日にエルサレムに運び入れていた。そこで、彼らが食品を売っているその日に、わたしは彼らを戒めた。 ティルス人もそこに住み着き、魚をはじめあらゆる種類の商品を持ち込み、安息日に、しかもエルサレムで、ユダの人々に売っていた。 わたしはユダの貴族を責め、こう言った。
「なんという悪事を働いているのか。安息日を汚しているではないか。 あなたたちの先祖がそのようにしたからこそ、神はわたしたちとこの都の上に、あれほどの不幸をもたらされたのではなかったか。あなたたちは安息日を汚すことによって、またしてもイスラエルに対する神の怒りを招こうとしている。」 そこで、安息日の始まる前に、エルサレムの城門の辺りが暗くなってくると、わたしはその扉を閉じるように命じ、安息日が過ぎるまでそれを開けないように言いつけた。そしてわたしの部下をその門の前に立たせ、安息日には荷物が決して運び込まれないようにした。 そのため、取り引きする人やあらゆるものを売る人が、エルサレムの外で夜を過ごすことも一度ならずあった。 わたしは彼らを戒めて、「なぜ城壁の前で夜を過ごすのか。繰り返すならば、お前たちを処罰する」と言った。
そのとき以来、彼らは安息日には来なくなった。 またわたしはレビ人に、身を清めて門を守り、安息日を聖とするように命じた。
わたしの神よ、このことについてもわたしを心に留め、あなたの大いなる慈しみによって、わたしを憐れんでください。

2023年8月18日

 二日目に、すべての民の家長たちは、祭司、レビ人と共に書記官エズラのもとに集まり、律法の言葉を深く悟ろうとし、 主がモーセによって授けられたこの律法の中にこう記されているのを見いだした。イスラエルの人々は第七の月の祭りの期間を仮庵で過ごさなければならず、 これを知らせ、エルサレムとすべての町に次のような布告を出さなければならない。
「山に行き、オリーブの枝、野生オリーブの枝、ミルトスの枝、なつめやしの枝、その他の葉の多い木の枝を取って来て、書き記されているとおりに仮庵を作りなさい。」
 民は出て行き、枝を持って来て、各自の家の屋上、庭、神殿の庭、水の門の広場、エフライムの門の広場に仮庵を作った。 こうして捕囚の地から帰った人々から成る会衆は、皆で仮庵を作り、そこで過ごした。ヌンの子ヨシュアの時代からこの日まで、イスラエルの人々がこのような祝いを行ったことはなかった。それは、まことに大きな喜びの祝いであった。 最初の日から最後の日まで、毎日彼は神の律法の書を朗読し、彼らは七日間にわたって祭りを行い、八日目には定めに従って終わりの集会を行った。

2023年8月17日

祭司、レビ人、門衛、詠唱者、民の一部、神殿の使用人、すなわちイスラエル人は皆それぞれ自分たちの町に住んだ。

 第七の月になり、イスラエルの人々は自分たちの町にいたが、

 民は皆、水の門の前にある広場に集まって一人の人のようになった。彼らは書記官エズラに主がイスラエルに授けられたモーセの律法の書を持って来るように求めた。 祭司エズラは律法を会衆の前に持って来た。そこには、男も女も、聞いて理解することのできる年齢に達した者は皆いた。第七の月の一日のことであった。 彼は水の門の前にある広場に居並ぶ男女、理解することのできる年齢に達した者に向かって、夜明けから正午までそれを読み上げた。民は皆、その律法の書に耳を傾けた。
 書記官エズラは、このために用意された木の壇の上に立ち、その右にマティトヤ、シェマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤ、マアセヤが、左にペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ハシュム、ハシュバダナ、ゼカルヤ、メシュラムが立った。 エズラは人々より高い所にいたので、皆が見守る中でその書を開いた。彼が書を開くと民は皆、立ち上がった。 エズラが大いなる神、主をたたえると民は皆、両手を挙げて、「アーメン、アーメン」と唱和し、ひざまずき、顔を地に伏せて、主を礼拝した。
次いで、イエシュア、バニ、シェレブヤ、ヤミン、アクブ、シャベタイ、ホディヤ、マアセヤ、ケリタ、アザルヤ、ヨザバド、ハナン、ペラヤというレビ人がその律法を民に説明したが、その間民は立っていた。 彼らは神の律法の書を翻訳し、意味を明らかにしながら読み上げたので、人々はその朗読を理解した。 総督ネヘミヤと、祭司であり書記官であるエズラは、律法の説明に当たったレビ人と共に、民全員に言った。「今日は、あなたたちの神、主にささげられた聖なる日だ。嘆いたり、泣いたりしてはならない。」民は皆、律法の言葉を聞いて泣いていた。 彼らは更に言った。「行って良い肉を食べ、甘い飲み物を飲みなさい。その備えのない者には、それを分け与えてやりなさい。今日は、我らの主にささげられた聖なる日だ。悲しんではならない。主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である。」 レビ人も民全員を静かにさせた。「静かにしなさい。今日は聖なる日だ。悲しんではならない。」
 民は皆、帰って、食べたり飲んだりし、備えのない者と分かち合い、大いに喜び祝った。教えられたことを理解したからである。

2023年8月16日

代表団は2023年4月4日から6日にかけてトルコ南部の共同体を訪問し、メルシン、イスケンデルン、アンティオキアの教会(アンティオキアギリシャ正教会総主教庁、コンスタンチノープルアルメニア総主教庁、ローマカトリックなどの共同体を含む)と会談した。

ACT Alliance(アクト・アライアンス)と世界教会協議会(WCC)の合同代表団がトルコを訪問

2023年4月6日

 世界教会協議会(WCC)とアクト・アライアンス(ACT)の代表団が今週(2023年4月)トルコを訪問し、2月6日に起きた大地震で生じた大規模な救援要請に応えるため、現地の教会への連帯と支援の意思を示しました。
 代表団は4月4日から6日にかけてトルコ南部のメルシン、イスケンデルン、アンティオキアの教会を訪問、アンティオキアのギリシャ正教会、アルメニア・コンスタンティノープル総主教庁、ローマ・カトリック教会などのコミュニティと会合を持ちました。
 WCC議長のDr.ジェリー・ピレイ牧師は、「この訪問は西洋では復活祭、正教会においては四旬斎の最終週にあたるため、きわめて象徴的です」と述べました。「トルコ地震の被害と破壊を目にすることはとても悲しいことです。建物、家屋、財産、教会の破壊の他に、多くの人が愛する人とすべてを失い、感情的、心理的な傷に耐えています」。ピレイ牧師はまた、「私たちはメルシン、イスケンデルン、アンティオキアを訪れました。アンティオキアは全域にわたって破壊され、瓦礫の山になっているのを見て胸が痛みました。教会の指導者は、トルコでのクリスチャンの数が減ることを心配しています。聖書の歴史が刻まれたこの地にかれらが戻るだろうかと心配しています」と述べました。
 ピレイ牧師はまた、「この歴史的な都市にキリスト教徒が住み続け、豊かな信仰生活を維持できることを祈っています」とし、「差し迫った課題は、避難所の設置と修復費用の金銭的支援です」と強調、「教会は仮設住宅を建てようとしています。そのための援助を求めています」と述べました。
 地震の後、食糧、飲料水、医療不足に関連するニーズが激増したほか、多くの救助隊が極めて厳しい状況で働き続けています。
 トルコとシリアの地震は人命と不動産に大規模な被害を与えました。トルコだけでも23万棟以上が倒壊し、その下敷きになって4万5千人が亡くなりました。170万人がテントに収容され、300万人近くが家を失いました。900万人に深刻な被害が及びました。
 アクト・アライアンス(ACT)のルデルマー・ブエノ・デ・ファリア代表は、「地震の後も、教会はいつもしていることをしました。扉を開け、心を開き、この悲劇的な出来事で被災した隣人に手を差し伸べました」と述べました。
 ファリア代表はまた「現地を訪問中、被災者の救済を続ける教会の献身を見ました。エキュメニカルに基づくディアコニーの精神です」と付け加え、「復旧には時間も費用もかかるため、国際的な財政支援が必須です」と締めくくりました。
 ACTの協力団体ならびに世界中の教会が義援金を募りました。その多くが被災地の団体と緊密に連携し、かれらの協力のもとに、人道支援専門家の派遣や被害のアセスメント、救援準備をおこないました。
 ACTの報告書によると、被災者への優先課題は家屋の修復と復旧、精神医療、心理ケア、食糧援助、生理用品、避難所、飲料水、公衆衛生の確保、現金扶助となっています。
 多くの子どもに大きな不安や苦痛を示す兆候があります。心理ケア、娯楽、子どもが安心できる場所、医療が不可欠です。障害者や高齢者へのサービスも欠かせません。
 ピレイ牧師は「WCCのメンバーには、トルコおよびその他の地震や災害の被災者への祈りと援助を続けてほしいと思います。私たちは復活祭のこの時期に、地上で苦しむ人々とともにあるのは主の僕であるとの思いを新たにしました。復活した主イエスが、この困難にある私たちに希望と平和を与えられんことを。主が私たちの希望です!」と締めくくりました。
 世界教会協議会(WCC)とアクト・アライアンス(ACT)の合同代表団は、ジェリー・ピレイ牧師(WCC議長)、ルデルマー・ブエノ・デ・ファリア(ACT事務局長)、ラキ・ヴィンガス(エキュメニカル総主教庁の指導者、トルコのマイノリティ宗派元代表)で構成されています。

(翻訳:桜井まり子)

元記事→ACT Alliance, WCC delegation on solidarity visit to Türkiye


ACT Alliance, WCC delegation on solidarity visit to Türkiye

Apr 6, 2023

 A delegation from the World Council of Churches and ACT Alliance is visiting Türkiye this week, expressing solidarity and support for churches on the ground responding to grave needs in the wake of the 6 February earthquake.
 Visiting communities in southern Türkiye from 4-6 April, the delegation met with churches in Mersin, Iskenderun, and Antioch, including communities in the Greek Orthodox Patriarchate of Antioch, Armenian Patriarchate of Constantinople, Latin Catholics and others.
 “The visit is tremendously symbolic during western Holy Week, and during the last week of Great Lent in the eastern calendar,” said WCC general secretary Rev. Prof. Dr Jerry Pillay. “It is really sad to see the devastation and damage brought about by the earthquake in Türkiye. Apart from the destruction of buildings, homes, properties and churches are the emotional and psychological scars endured by many people who have lost loved ones and almost everything.”
 Pillay said: “We visited Mersin, Iskenderun, and Antioch. I was deeply broken to see most of Antioch totally destroyed and now very empty. Church leaders are very concerned about the diminishing numbers of Christians in Türkiye and now whether Christians will return to this land that has so much of biblical history.” He added “We pray that they would be able to continue to sustain a lively Christian presence in this very historic city.”
 “The greatest need right now is to provide housing for the displaced people and funding to rebuild the destroyed cities,” underlined Pillay. “The churches are trying to build temporary houses for people and seek assistance.”
 In the wake of the earthquake, there is grave need related to the lack of food, water, and healthcare, and many first responders continue to work under extremely aggravated circumstances.
 The quake in Türkiye and Syria caused enormous destruction in terms of both lives and property: in Türkiye alone, 45 thousand people died under the over 230,000 collapsed buildings, 1.7 million were forced into tents, nearly 3 million were made homeless, and the livelihoods of some 9 million people were severely affected.
 ACT Alliance general secretary Rudelmar Bueno de Faria said: “In the aftermath of the earthquake, churches did what they have always done—opened their doors, their hearts, and their hands to help their neighbours who were affected by this tragic event.”
 Bueno de Faria added, “During this visit, we have seen the commitment of the churches to this work, to continuing to serve those impacted by the earthquake in the spirit of ecumenical diakonia.”  He concluded, “The need of international financial support is critical, as the reconstruction will take time and will be costly.”
 ACT Alliance partners and many other churches across the world have raised funds and sent humanitarian experts to conduct assessments and prepare relief, many closely cooperating with local partner organizations in the region.
 According to an ACT Alliance situation report, the priority needs of earthquake-affected people are rehabilitation and repair of damaged homes, mental health and psychosocial support, food assistance, hygiene and dignity kits, shelter, water, sanitation, food, and cash assistance.
 Many children continue to exhibit signs of distress, and there remains a significant need for psychosocial support services, recreational activities, child-friendly spaces, medical aid, and services for people with disabilities and the elderly.
 Pillay concluded, “We encourage the WCC members and others to offer continued prayers and support for the people in Türkiye and other parts of the world affected by earthquakes and disasters. During this time of Easter, we are reminded that the suffering servant is with the suffering people of God on earth. May the Risen Lord, Jesus Christ, give us hope and peace in these troubled and difficult times. In Christ is our hope!”
 The WCC-ACT delegation is comprised of Rev. Prof. Dr Jerry C, general secretary, World Council of Churches; Rudelmar Bueno de Faria, general secretary, ACT Alliance; and Laki Vingas, archon of the Ecumenical Patriarchate and former elected representative of minority foundations in Türkiye.

More photos from the trip can be found here.

 

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