全教団的な被災支援取り組み 石橋秀雄
全教団的に取り組んだ結果
2011年3月13日から4日間の被災地訪問で、津波の凄まじい破壊の地に立ち、祈る中で「わたしたちの助けは、天地を造られた主の御名にある」(詩編124編8節)と示され、帰宅後、ただちに議長声明を書いたが、その冒頭にこの御言葉を掲げた。この御言葉は、バビロン捕囚の苦難の中から生ける主に出会い、断固たる告白に導かれたように、東日本大震災被災支援という重大な課題に取り組む中で、この断固たる告白に導かれることを願ってのことだった。
また震災直後に、「11246祈り時を」と全国の教会に訴えた。重大な課題にまず祈ることから始めたいと願ったからだ。
毎月11日2時46分に祈り合い、この祈りをもって「全教団的に取り組む」ことを訴え、宣教協力学校協議会、日本社会事業同盟の協力を得て、被災者、被災教会支援に取り組んできた。
海外募金
世界の教会からも祈りと献金が寄せられ励まされた。世界の教会から3億8770万円の献金が与えられた。この献金と国内募金を合わせて被災者支援を行っているが、3ヶ所の被災者支援センターを設置し、スタッフの献身的奉仕の中で地域の被災者に信頼される活動をし続けることが出来た。
原発事故についても、こひつじキャンプなど保養プログラムを中心に実施してきた。昨年3月開催の「東日本大震災国際会議」は教団史上初の国際会議であったが、海外からの参加者から好評を得、同会議で採択された声明は、海外の教会から注目され高い評価を得た。被災者支援は2017年まで継続される。
国内募金(2015年 3月31日で終了)
被災教区の被害教会・伝道所の報告を受け、復興に必要な額を10億円と見込み、被災者支援を含め「5年で10億」との目標を掲げて献金運動をしてきた。当初途方もない目標に思え、その達成が不可能と思える状況の中で、主の憐れみを受け10億731万円(3月31日)の献金が与えられた。3月末で募金が終了したが、10億を超える献金が与えられ励まされている。
津波と地震による教会の被害とその復興には、多額の資金が求められる。伝道の拠点としての教会の復興は教団の悲願であった。主の御身体なる教会の痛みは教団全体の痛みであり、その復興に深い祈りと献金が注がれた。「一つの部分が苦しめば、すべての部分が苦しみ」(一コリント12章26節)、4教会を残して、全面建替、大規模修繕などを完了し、未着工の教会も必要とされる資金は与えられている。
教団、「その主の御身体なる教会」の痛みを共に痛み祈る中で、教会堂・牧師館の復興を成し遂げることが出来た。この取り組みの中で「信仰の一致と教会の一致における伝道協力を」との教団の課題も鮮明にされた。
教団諸教会・伝道所の熱い祈りと、献金にご協力を頂いたことを心から感謝します。(教団救援対策本部長)
救援経験の積み重ねにより迅速に対応 長崎哲夫
2011年3月11日金曜日午後2時46分、奥羽・東北・関東・東京の太平洋沿 岸一帯を襲ったマグニチュード9の大揺れは、大津波ばかりか東京電力福島第一原子力発電所事故を引き起こした。これによって、目に見えず、音にならず、匂いを嗅がせぬ放射能が四方に拡散して、特に福島県等一帯の海・山・森・田畑・町の全域に及び、深刻な事態を引き起こした。
教団にとっても、それまで関わった兵庫県南部大地震(95・1・17)、新潟県中越地震(04・10・23)、能登半島地震(07・3・25)、新潟県中越沖地震(07・7・16)を経て、重く深い衝撃としてこれを受けとめた。しかし、教団はそれらへの救援活動の経験の積み重ねもあって、実に迅速な対応を実施した。大震災は我らの教会に何を問うたのか。その意味に真向うことを教えた。
先ず、被災の翌日3月12日には、第37回総会期第1回常議委員会が定めた「救援対策基金」に関する運用規定に沿って総幹事のもと災害対応担当幹事が書記となり、教団社会委員長ほか教団幹事3名、計6名で構成した「救援対策委員会」を立ち上げた。
ここでは、①石橋秀雄議長をリーダーとする現地被災状況調査チームを直ちに派遣する。②3月14日付で教団内全教会宛「東日本大震災緊急救援募金のお願い」を社会委員長名で全教会に向けて発信する。③教団の被災教会状況は、新報・信徒の友・ホームページで迅速かつ正確に知らせる。④「救援対策基金」より被災3教区へ各1千万円を送金するとして実行した。その上で、3月22日に開催された常任常議員会は、教団救援対策本部(本部長は議長)を立ち上げると共に、それらを承認した。
これに基づき第1回本部会議は、4月4日開催、委員構成を教団三役・5常議員・日本キリスト教社会事業同盟及び宣教学校協議会から各1名の10名とし、世界宣教幹事(加藤誠)を担当幹事として兼任させた。石橋議長は3月23日付で議長声明「東日本大震災、戦後最大の日本の危機に立ち向かって」 を発表した。更に本部は、石橋議長名で4月5日「被災地の教会に、共に熱い祈りを」《全キリスト教会の11246祈りの会の呼びかけ》を新報で全教会に発信し た。
5月9〜10日開催の第2回本部会議は、教団救援活動の基本方針の主題を 「地域の人々に仕える教会の再建を目指して」(詩編124・8)とし、被災教会の再建と、教会を通しての被災地域への支援を決定した。教団は被災の会堂・牧師館の復旧再建のための国内教会募金目標を10億円とし、これとは別に放射能被害を受けた教会が置かれた地域の人道支援に国外からの支援金12億円を当てることとし、11年7月〜15年3月まで「東日本大震災救援募金」を行なった。当初の「東日本大震災緊急救援募金」は11年6月で終了した。救援活動は17年3月まで実施することを決議した。
教団の救援活動は、本部会議を軸として本格化して行なった。第一に、西早稲田の日本キリスト教会館1階11号室を救援対策本部事務所として開設。室長を中心に初動の混乱整理、被災教会の情報収集・復興支援活動推進・救援募金対策を進めた。第二に、各地の要請に基づき、エマオ仙台・石巻とハートフル遠野(14年度から釜石)に救援センターを設置し、各センターには担当幹事補佐役としての専従者をおいて果敢な活動を展開した。第三は、11年8月29〜30日、銀座教会で東日本大震災・原発事故を信仰者としてどう受け止め、語るべきかを問う教団主催のシンポジウム「現代日本の危機とキリスト教-東日本大震災をとおして問われたこと」を主題に、キリスト教学校・同社会福祉・教会と牧師の立場からの発題及び特別講演を受けた。
12年3月27日、石橋議長は、「福島第一原子力発電所事故に関する議長声明」を発表して、原発稼働停止と廃炉処置を求める祈りを教会に求めた。
13年3月11日議長は、「福島第一原子力発電所事故3年目を迎えるに際しての議長声明」を出し、人の命より経済優先の社会ではなく、世界に創造の秩序の回復を求めた。この年13年11月1日、東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」の開所式が東北教区センターで行なわれ、小西望東北教区議長はイザヤ書12章から、「あなたたちは喜びのうちに救いの泉を汲む」を説教し、働きの方向性と決意を述べた。
14年3月11〜14日、教団は東北学院を会場にして東日本大震災国際会議を「原子力安全神話に抗して-フクシマからの問いかけ」を主題として国の内外から250名の参加者を集めて開催した。この中で近藤勝彦氏が、講演「エネルギー転換のカイロス」で、原発の核廃棄物処理に触れ、「信仰と神学の観点から見ても、将来の人類の英知を強調しそれをもって現在の難題に対する打開策とすることは、現在と将来に対する現在の人間の『責任回避』であり『怠惰』である」としたことが注目された。
また、14年6月9〜11日には、若松栄町教会で第4回部落解放センター全国活動者会議が開かれ、「『原発』という差別-フクシマの声に聴く」をテーマとしてのシンポジウムに、約230名もの参加者があったことも銘記したい。
教団の多くの教会と信徒が心を寄せた全国募金を終了する今日、教団救援活動は一つの節目を迎える。(教団総幹事)
震災5年目を迎え、なお支援を継続 飯島 信
会堂・牧師館復興・再建支援
(資金は国内募金)
3・11によって被災し、負担金減免措置を受けた教会数は81、その内訳は、奥羽教区10教会、東北教区43教会、関東教区27教会、東京教区1教会である。
15年2月28日現在、教団からの支援を受けた教会は29教会、これから支援を受ける予定の教会は4教会、合わせて33教会が支援対象となっている。
すでに4億4614万8429円が執行され、さらに約1億5千万円の支出が見込まれる。支援と共に貸付を受けた教会は20教会あり、その他に貸付だけの幼稚園が2園、施設が1施設で、貸付総額は2億5550万5500円である。資金は会堂共済組合から借り入れ、今後4教会でさらに約1億円の貸付が予定されている。
エマオ仙台・石巻
(活動資金は国内募金と海外のUMCOR、EMS、RCA)
11年3月11日から時を置かず、東北教区に被災者支援センターエマオが立ち上げられた。この活動には、全国から学生・青年を中心としたボランティアが集まり、支援物資の配布、津波に襲われた家の床下の泥のかき出し、廃材の処理などを行なった。13年度以降は、エマオ仙台では畑の復興、種まきや収穫の手伝い、石巻では牡蠣の種付けや昆布のメカブ取りの手伝いなどが行なわれている。ボランティア登録者数は6669名(1・31現在)に達した。
活動の中心は、仮設住宅で被災者に交わりの場を提供する「お茶っこサロン」に移りつつある。心身ともに疲れを覚えている方々に寄り添うことは、仮設がある限り大切な働きとなる。
ハートフル遠野・釜石
(活動資金は国内募金と海外のEMS、UMCOR、mission21)
12年2月、ハートフル遠野は、釜石市内4ヶ所の仮設住宅で「お茶っこサロン」を始めた。現在は、ハートフル釜石が12ヶ所の仮設住宅と1ヶ所の復興住宅等で活動を行なっている。「お茶っこサロン」を利用した仮設の方々は、延べ9105名(2・28現在)である。
震災から4年、手芸を中心とした「お茶っこサロン」に加え、仮設住宅周囲の草取り、落ち葉掃きなどの環境整備、個別訪問が始まっている。
こひつじキャンプ
(活動資金は国内募金と海外のUMCOR、EMS、RCA)
12年1月、第1回の「こひつじキャンプ」が山中湖で行われた。原発事故による放射能汚染より逃れ、短期間でも保養を求める家族が参加した。13年1月からは台湾基督長老教会からの招待も加わり、YMCAとの共催で16回(内3回は台湾)を開催するに至っている。
今後、国内外で計6回のキャンプを予定している。定員は各回25名前後、初めての参加者を優先する。
被災地支援演奏会
(活動資金は国内募金とスイスの教会・個人、RCA)
13年1月、第1回演奏会を石巻で行なったのを皮切りに、これまで6回にわたって行なわれた。訪れた被災地は、石巻、仙台、名取、いわき、釜石、遠野で、演奏場所は教会、スーパー、仮設住宅、幼稚園、保育園、個人宅など多彩である。
2015年度、春夏秋冬4回にわたる演奏旅行を企画している。
*
各プロジェクトは、祈りによって始まり、祈りによって終わる。祈りに導かれてこそ神様から力を得、託されている働きを担うことが出来るからである。
また、教団が展開する被災地支援活動は、UMCOR(アメリカ合同メソジスト教会海外災害支援部)、EMS(ドイツを中心とした福音連帯宣教会)、PCT(台湾基督長老教会)を中心に、mission21(スイス)、RCA(アメリカ改革派教会)によって支えられている。これらの団体や個人などの支援が無ければ、私たちは今日のような活動を生み出すことは出来なかった。そのことを思うと、海外からの支援への感謝の思いは尽きることがない。(救援対策本部幹事)
第39総会期第1回教師検定委員会が、3月19日、教団会議室において、委員7名全員の出席によって開催された。
冒頭、今総会期から新しく加わった4名の委員をはじめとして各委員の自己紹介を終えたのち、長崎哲夫総幹事からのあいさつを受けた。あいさつの中で、総幹事より、教師検定とそれを担う検定委員会の重要性が述べられ、委員会として与えられた務めの重さを再認識した。
その後、委員長、書記の選出が互選により行なわれた。その結果、前総会期の書記であった鷹澤匠(信州)が委員長として選出され、書記は服部修(蕃山町)に決まった。
議事日程の確認の後、委員長より前総会期からの申し送り事項の説明がなされた。その内容に基づき、議論の結果、前総会期同様「第32総会期第5回常議員会の議決をふまえ、和解の福音に根ざしつつ、合同教会としての日本基督教団の形成を担う教師を立てることをめざす」との方針を引き継ぐことが可決された。
また、この委員会のもとで行われる4回(2年分)の教師検定試験の日程が検討された。詳細については教団新報の公告で確認してもらうことになるが、ほぼ例年通りの日程となる見通しとなった。なお、2015年秋季教師検定試験での提出試験となる説教、釈義の聖書箇所には、正教師についてはホセア書、Ⅰペトロ書が、補教師についてはイザヤ書、マルコ福音書がそれぞれ課せられることとなった。続いて組織神学論文、神学論文、牧会学のテーマが検討され、それぞれ決められた。加えて、「公告」「受験要綱」の内容が確認された。
教師検定委員会は、教師検定試験だけではなく、教師転入審査も扱うことになっているが(教規131条)、近年さまざまなケースでの教師転入が増えてきた。実際には個々のケースごとに判断されるが、委員会として基本的な考え方を明確に持つ時期が来ていることを思わされている。教団の教師を立てること、教団の教師となることの意味を、委員会自身が改めて問われている。
委員の都合により一日のみの開催となった委員会は、服部委員の祈祷をもって閉会した。(服部 修報)
3月19日、教団会議室において第39総会期の第1回世界宣教委員会が開催された。今総会期に招集された委員は以下の7名である。秋山徹(上尾合同・招集者)、鍋谷憲一(根津)、西之園路子(滝野川)、村山盛芳(南山)、デイヴィド・マーチー(宣教協力学校協議会)、長沢道子(日本キリスト社会事業同盟)、吉岡光人(吉祥寺)。委員による互選により委員長は秋山委員、書記は吉岡委員が選出された。また、委員長、書記に鍋谷委員を加えた3名が常任委員となった。
当委員会のもとに招集される小委員会は次の方々に委嘱することが承認された。
宣教師人事委員会=荒川朋子(アジア学院校長)、ディヴィド・リーディー(青山学院大学)、ウエーラー・ルツ(魚津)、横山良樹(半田)、上内鏡子(神戸イエス団教会)。
協約関係委員会=横山基生(東京聖書学校)、廣石望(代々木上原)、岸憲秀(千葉本町)、ディヴァン・スクルマン(北海教区宣教師)、村山盛芳。
長崎哲夫総幹事から、アジア太平洋フォーラムに教団を代表して出席したことが報告された。欧米の教会にいずれも高齢化、献金額の減少という共通の問題があるという印象を受けたそうで、この課題は日本の教会とも共通するものであると言えよう。
加藤誠幹事による報告の中で、海外日本語教会・集会の現状やそこで奉仕する在外教師について特に丁寧に報告された。在外教師の生活状況や健康状態、牧会上の困難さの問題などが多岐にわたって説明された。在外教師と家族に対して教団全体がもっと関心を高め、祈りを合わせてゆく必要があることを感じた。
その他、「ユースミッション2015」(ドイツ・ブランデンブルク州教会との青年交流プログラム)に当委員会が協力すること、また「I LOVE TAIWAN」(台湾基督長老教会主催青年プログラム)の参加希望者を募集する件などの諸議案が承認された。(吉岡光人報)
東日本大震災で被災した福島教会の新会堂献堂式が3月21日、県内外から143人が出席して行われた。
鍾楼の「作新人の鐘」を鳴らして献堂式は始まり、「ここに子どもがいます」と題した説教で、似田兼司牧師は、「大震災の年の末に着任した時、福島市には子どもの顔が見えず、声が聞こえなかった。日曜学校も1年間休校せざるを得なかった。翌年再開したが、生徒は会員の孫1人だった。ようやく、市内に多くの子どもを見かけるようになり、『ここに子どもがいます』という聖書の御言葉(ヨハネ6・1〜15)を思い出した。取り壊した時、近隣の人は『もう教会は終わりだ』と思ったそうだが、神がこの新会堂を与えて下さった」と語った。
福島教会は、1886年創立、129年目を迎える由緒ある教会で、旧会堂は1909年、来日3年目のヴォーリズが日本で最初に設計した教会建築。2001年、国の登録有形文化財に指定されていた。大震災で煙突が崩落し、鍾楼が傾き、会堂に傾斜と亀裂が生じたことから、県・市から「立ち入り禁止」勧告が出て、同月、会堂は取り壊された。
感謝会で、雲然俊美教団書記は、「震災後、福島教会の祈祷会に出席した時、『祈りの家を建てさせて下さい』という女性信徒の祈りに胸が熱くなった。会員の労苦と祈りを神が見守って下さった」と語った。
小西望・東北教区議長は、「東北教区86教会のうち、7割の教会が何らかの被害を受け、19教会が再建・補修を余儀なくされた。大震災から4年、もう4年という思いと、まだ4年という思いがある」と被災教区の心情を吐露した。
献堂式開始の合図となった作新人の鐘は、1914年、米国の教会からの献金で造られ、旧会堂のシンボルとなって来た。第2次大戦中、供出させられたが、溶かされることなく終戦を迎え、米軍の戦利品として米国に送られた。米国で教会の鐘であることが判明し、46年11月に教会に送り戻されたという経緯がある。会堂が新たになった今、電動式となったが、鐘は、ヴォーリズ設計の旧会堂から受け継がれた。
新会堂は、木造平屋建251㎡。震災2年後の13年4月の教会総会で再建が承認され、昨年7月、工事を開始、12月竣工し、クリスマス・イブから使用していた。ヴォーリズ設計事務所設計の礼拝堂は、左右の窓と天井から光が差し込み、鐘楼に旧会堂の趣を残している。
総工費1億2673万円、教団支援金5千万円、教区支援金500万円、教団借入金2千万円と内外からの献金でまかなった。(永井清陽報)
第2回将来構想検討委員会は、3月20日、委員長の開会祈祷にはじまり、教団会議室において開催された。委員全員の出席に加え、担当の道家紀一幹事およびこの日は特別に長崎哲夫総幹事の陪席があった。長崎総幹事からは、必要に応じて、委員長の許可を得て、発言があり、委員会の議事進行は活発に進められた。
まず、書記より第1回議事録案が朗読され、設置目的の確認にはじまり、各委員の発言要旨、今後の進め方などについて確認し、記録を承認した。第1回は主に自由討論を中心として、扱う可能性がある個別のテーマとその意味について、各委員がそれぞれの意見を述べることをした。また、グランドデザインの構築とそれを単に机上の理想論に終わらさないためのロードマップ作成の重要性が共通認識となった。
今回はそれを受けて、委員長方針に沿って、今後取り扱うべき事項についての整理を開始した。議論をリードする小テーマが複数提起され、委員がそれぞれを担当し、次回以降、これらについて扱うことで、意見の収束と、有効なグランドデザインとその実現への道筋を明らかにする方向で一致した。
議論は、各個教会、教区、教団それぞれの課題、制度的な課題あるいは教憲・教規が関連する課題、社会構造の変化に関する課題、教団の歩みについての理解、などさまざまな事柄について、本来、将来構想を検討する上で扱う必要がある課題が存在することに及んだ。
本総会期における検討の範囲、中期的に行わなければ構想の構築と実現は難しいと思われる課題などの仕分けの必要性も議論された。また、現在、他の委員会で扱われている課題などについても、中長期を考えたときの構想検討については、必ずしも論議の対象外とはしないことも共通認識とした。関係諸団体との意見交換の重要性も指摘され、次回以降可能な手順により、懇談・意見聴取をすることとした。
次回は5月とし、望月克仁委員の閉会祈祷、2時間半ほどの委員会を閉じた。(井田昌之)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2026
The United Church of Christ in Japan






