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【4815号】▼第38総会期教師検定委員会▲ 15年春季試験、信濃町教会を会場に

2015年2月21日

 第38総会期第10回教師検定委員会が、1月20日~21日、教団会議室Bにおいて、委員7名全員の出席によって行われた。

 聖書朗読と渡部和使委員長の祈祷をもって委員会は開始された。議題はおもに、2015年春季教師検定試験に関わるものであった。まず、受験志願者74名の資格検査を行い、全員に受験資格があることが確認された。その後、すでにレポート提出試験として課されていた説教、釈義、神学論文等の採点を行った。結果はまだ公表することはできないが、合格点に達していないレポートには、再提出が求められることになった。続けて、筆記試験問題の作成が行われた。

 この春の試験は、例年用いてきたキリスト教会館が、耐震工事に伴い、使用できない。そのため、信濃町教会(東京教区)を借りて行われる。それに伴う打ち合わせと準備が、いつもより入念に行われた。また、今回の試験から、教師検定規則3条6号対象者の第1年、第2年(いわゆる「CⅠ、CⅡコース受験志願者」)の面接試験を初日に行うことにした。その手順が話し合われ、決定した。

 また、継続審議でもあった教師検定規則6条③の解釈を巡っての議論がなされた。その結果、規則の主旨通りに試験を行うために、Cコースの受験方法を一部変更することを決定した。変更後は、混乱が生じないよう受験者にはその説明を周知徹底させたい。

 2日間にわたる委員会は、服部修委員の閉会祈祷をもって閉じられた。(鷹澤 匠報)

 第39総会期第2回会館問題特別委員会は、1月22日開催された。

 本委員会は前期常議員会決定及び前期11回に亘る協議内容を確認し、委員構成は若干入れ替わった。

 今回は、11月27日にヴォーリズ社から会館管理組合に提出された会館耐震・改修工事目論見書について説明を聞くことが目的であった。

 その目論見書は、会館管理組合工事委員会が10月1日付基本設計をヴォーリズ社に依頼した内容に基づき作成されたものである。

 本委員会が重視した点は、2013年10月2日付概算目論見書金額5億9千万円とこの度の2億7千万円との金額および内容の違いについてである(百万以下は省略)。

 ヴォーリズ社担当の斎藤氏は以下のように説明した。会館管理組合工事委員会からの依頼内容の要旨は、必要な耐震補強、必要な改修工事の基本設計、今後15年間の使用に支障のない改修、総工事費2億5千万を限度とするという内容であった。これに基づいて現時点で緊急性の高い工事をすべて実施すると、依頼金額を超過する旨、管理組合工事委員会に提示した。

 具体的には、耐震補強については1億4千万円、40年を超える老朽化した設備改修工事の内容として、電気設備、給排水衛生設備、空調・換気設備等であるが、現地調査をした上で、どれをどのように行うか取捨選択をすることになる。

 一方では、今後15年の使用に耐えるという条件ではあるが、先々不具合が生じた時点で改修工事を行うという方向になるのは致し方ないと述べた。

 工程表によれば、基本設計から2月には実施設計へと進む段階にある。

 本委員会の資金小委員会は、会館管理組合の案による各オーナーの拠出額と持分比率について明確にすべきであるとして、書面による確約を会館管理組合に申し出ることとした。

 教団としての資金手当てについては、会館管理組合からの確約書の内容を確認した上で、予算決算委員会の検討を経て、常議員会に提出されることになる。(鈴木功男報)

 2014年12月15日に39総会期教団救援対策本部第1回(通算第35回)会議、2015年1月20日に第2回(通算第36回)会議を教団会議室にて開催した。

 39総会期最初の会議では、第1回常議員会において選出された委員(石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、佐久間文雄、真壁巌、藤掛順一、高橋和人、朝岡瑞子、岡本知之)による組織をし、石橋本部長、佐々木副本部長、雲然書記を承認した。また、委員の役割分担として、佐久間委員が財務、真壁委員が広報、岡本委員が放射能問題関連の課題を担当することとした。陪席者については、被災三教区議長のほかは、会議ごとに確認することとした。

 続いて、救援対策室委員として、佐々木副本部長(室長)、高橋委員、真壁委員、佐久間委員を選出した。

 続いて募金状況として、1月20日現在で、国内募金の総額が9億3749万2962円、海外からの献金の総額が3億7221万9644円となっていることが報告された。

 救援対策室からは、会堂・牧師館再建復興支援・貸付執行状況、こひつじキャンプ開催報告・計画、被災地におけるクリスマス会や支援演奏会などの集会開催等の報告がなされた。

 被災教区からは、被災教会の再建復興状況、クリスマス諸集会など現在の活動状況、ボランティア受け入れと活動状況、甲状腺検査などの放射能問題対策支援活動等の報告がなされた。

 なお、今後、会堂・牧師館再建復興支援が必要なのは、奥羽教区内の3教会と思われることを確認した。

 審議事項においては、会堂・牧師館再建復興支援の承認(佐野教会へ123万9千円の支援)、2015年度活動計画・予算案の検討、国内募金終了時期の確認(2015年3月末まで)、ドイツにおける国際会議への本部委員の派遣、今後の救援対策活動のための資金の見通し、救援対策本部活動期間(支援期間)の見通し等、多くの課題を扱い審議した。

 次回会議は2月26日、アサヒニューシティビルの教団会議室にて開催する。(雲然俊美報)

 1月20日、教団会議室で第1回宗教改革500周年記念事業準備委員会が行われた。

 冒頭、石橋秀雄教団総会議長によりエフェソの信徒への手紙第2章1節以下が朗読され、ただ恵みによって救われた身であることを共に感謝しつつ委員会を始めた。

 委員は石橋総会議長、岡村恒(委員長)、杉森耀子(書記)、小橋孝一、中嶌曉彦の5名。はじめに記念事業全体の方向性について確認した。

 宗教改革500周年の特別な機会に、①日本基督教団が宗教改革の福音主義教会の伝統に連なる教会であることを確認し、信仰の一致に立った伝道を推し進める。②プロテスタント諸教会・諸教派に限らず、広く教会一致運動の祈りと交わりの中で、福音伝道の働きを共に推し進めていく機会とする。以上2点を宗教改革500周年記念事業の基本方針とした。

 具体的な事業として、福音伝道のために教団・教派の垣根を越えた「記念礼拝」を一堂で催すことで、日本への福音伝道の働きに感謝すると共に、この機会に世界伝道への視野を共有していく。

 また、教団内を中心にこども大会、中高生大会、青年大会、信徒大会などのプログラムを関係諸委員会、伝道推進室、6月に発足する全国信徒会、キリスト教学校等関係諸団体と協力して準備する。さらに、既に進められている海外の各種記念事業に、世界宣教委員会を通じて教団として積極的に参加していくこと等々について意見交換した。

 7月の常議員会までに、記念事業方針(案)を作成し、関係各委員会と連携して具体的なプログラムの計画、実行委員会設置、予算案等を準備する。

 宗教改革500周年記念の2017年が、福音主義教会に限らず、日本及び世界のキリスト教会の伝道がいよいよ前進する新しい出発の年となるよう祈りつつ、準備を進めていきたい。(岡村 恒報)

 寒くても泳げる温水プールに子供と一緒に時折泳ぎに行く。久し振りに行ったときのこと、しばらく泳ぎ休憩時間になってプールサイドに上がろうとしてよろけてしまった。自分の重さに思わずよろけてしまったのである。水に浮遊し軽くなっていた体重が水から上がり急に重くなって足腰が耐え切れなかった。情けなかった。増えた体重を減らし、座り仕事ばかりで弱っている足腰を鍛える必要に改めて気付かされた。自分がどれほどの重さを負っているかに気付かされるのは大切だ。▼母教会の外壁に掲げられていた集会案内の看板に、疲れた者、重荷を負う者に呼びかけられる主の言葉が記されてあった。洗礼前の求道の間も、洗礼後も礼拝に行く毎に主の呼びかけを聞いた。はじめ、重荷は前週に会社で十分に果たせなかった責任や、ちっとも捗らない業績に思えたりした。▼しかし御言葉に聞き続けるうちに、この疲れも重荷も、わたしたちには如何ともし難い、努力精進では解決されないことに気付かされた。主のもとに行き留まることによってだけ解決される罪の赦しの問題だと。罪の赦しに気付かされたことは大切なことだった。▼何年も掲げられ、雨風に打たれてきた集会案内の看板。そこに福音の神髄とも言える宝が隠されたいたのを知らされたのは本当に幸いだった。

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