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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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マルコによる福音書9・2~13

2016年2月22日

9:2 六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、
9:3 服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。
9:4 エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。
9:5 ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」
9:6 ペトロは、どう言えばよいのか、分からなかった。弟子たちは非常に恐れていたのである。
9:7 すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」
9:8 弟子たちは急いで辺りを見回したが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが彼らと一緒におられた。
9:9 一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまでは、今見たことをだれにも話してはいけない」と弟子たちに命じられた。
9:10 彼らはこの言葉を心に留めて、死者の中から復活するとはどういうことかと論じ合った。
9:11 そして、イエスに、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と尋ねた。
9:12 イエスは言われた。「確かに、まずエリヤが来て、すべてを元どおりにする。それなら、人の子は苦しみを重ね、辱めを受けると聖書に書いてあるのはなぜか。
9:13 しかし、言っておく。エリヤは来たが、彼について聖書に書いてあるように、人々は好きなようにあしらったのである。」

2016年2月21日

9:13 人々は、前に盲人であった人をファリサイ派の人々のところへ連れて行った。
9:14 イエスが土をこねてその目を開けられたのは、安息日のことであった。
9:15 そこで、ファリサイ派の人々も、どうして見えるようになったのかと尋ねた。彼は言った。「あの方が、わたしの目にこねた土を塗りました。そして、わたしが洗うと、見えるようになったのです。」
9:16 ファリサイ派の人々の中には、「その人は、安息日を守らないから、神のもとから来た者ではない」と言う者もいれば、「どうして罪のある人間が、こんなしるしを行うことができるだろうか」と言う者もいた。こうして、彼らの間で意見が分かれた。
9:17 そこで、人々は盲人であった人に再び言った。「目を開けてくれたということだが、いったい、お前はあの人をどう思うのか。」彼は「あの方は預言者です」と言った。
9:18 それでも、ユダヤ人たちはこの人について、盲人であったのに目が見えるようになったということを信じなかった。ついに、目が見えるようになった人の両親を呼び出して、
9:19 尋ねた。「この者はあなたたちの息子で、生まれつき目が見えなかったと言うのか。それが、どうして今は目が見えるのか。」
9:20 両親は答えて言った。「これがわたしどもの息子で、生まれつき目が見えなかったことは知っています。
9:21 しかし、どうして今、目が見えるようになったかは、分かりません。だれが目を開けてくれたのかも、わたしどもは分かりません。本人にお聞きください。もう大人ですから、自分のことは自分で話すでしょう。」
9:22 両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れていたからである。ユダヤ人たちは既に、イエスをメシアであると公に言い表す者がいれば、会堂から追放すると決めていたのである。
9:23 両親が、「もう大人ですから、本人にお聞きください」と言ったのは、そのためである。
9:24 さて、ユダヤ人たちは、盲人であった人をもう一度呼び出して言った。「神の前で正直に答えなさい。わたしたちは、あの者が罪ある人間だと知っているのだ。」
9:25 彼は答えた。「あの方が罪人かどうか、わたしには分かりません。ただ一つ知っているのは、目の見えなかったわたしが、今は見えるということです。」
9:26 すると、彼らは言った。「あの者はお前にどんなことをしたのか。お前の目をどうやって開けたのか。」
9:27 彼は答えた。「もうお話ししたのに、聞いてくださいませんでした。なぜまた、聞こうとなさるのですか。あなたがたもあの方の弟子になりたいのですか。」
9:28 そこで、彼らはののしって言った。「お前はあの者の弟子だが、我々はモーセの弟子だ。
9:29 我々は、神がモーセに語られたことは知っているが、あの者がどこから来たのかは知らない。」
9:30 彼は答えて言った。「あの方がどこから来られたか、あなたがたがご存じないとは、実に不思議です。あの方は、わたしの目を開けてくださったのに。
9:31 神は罪人の言うことはお聞きにならないと、わたしたちは承知しています。しかし、神をあがめ、その御心を行う人の言うことは、お聞きになります。
9:32 生まれつき目が見えなかった者の目を開けた人がいるということなど、これまで一度も聞いたことがありません。
9:33 あの方が神のもとから来られたのでなければ、何もおできにならなかったはずです。」
9:34 彼らは、「お前は全く罪の中に生まれたのに、我々に教えようというのか」と言い返し、彼を外に追い出した。
9:35 イエスは彼が外に追い出されたことをお聞きになった。そして彼に出会うと、「あなたは人の子を信じるか」と言われた。
9:36 彼は答えて言った。「主よ、その方はどんな人ですか。その方を信じたいのですが。」
9:37 イエスは言われた。「あなたは、もうその人を見ている。あなたと話しているのが、その人だ。」
9:38 彼が、「主よ、信じます」と言って、ひざまずくと、
9:39 イエスは言われた。「わたしがこの世に来たのは、裁くためである。こうして、見えない者は見えるようになり、見える者は見えないようになる。」
9:40 イエスと一緒に居合わせたファリサイ派の人々は、これらのことを聞いて、「我々も見えないということか」と言った。
9:41 イエスは言われた。「見えなかったのであれば、罪はなかったであろう。しかし、今、『見える』とあなたたちは言っている。だから、あなたたちの罪は残る。」

2016年2月20日

この世界に生きる子どもたちの命を守る取り組み

東北教区副議長・放射能問題支援対策室「いずみ」室長 保科 隆

発足2年半を目前にして
 東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」は、2013年5月に行われた第68回教区総会決議に基づき同年10月に発足した。その後の2年と少しの間の活動が国内外の教会と多くの方々の支援と祈りに支えられて続けられている。心から感謝である。

 現在の活動は、1名の室長と1名の顧問、そして室長も含めた5名の運営委員と4名の専従スタッフ、さらに数名のボランティアによってなされている。甲状腺検査においても、また保養プログラムにおいてもボランティアの助けを得ている。

 「いずみ」の活動の中心となる事務所は、仙台市の東北教区センターがある建物の別棟である。2階建ての古い建物であるが、以前は宣教師館だった「マギーハウス」を、東北教区、そして教団からの支援金によって1階も2階も大幅に改装して使わせてもらっている。「談話室」のあるこの建物の有効な利用を考えることも今後の「いずみ」の課題の一つである。

 活動の基本的なこととして毎月1回の運営委員会と毎週1回のスタッフ・ミーティングがある。そのどちらにおいても、今までの活動の詳細な報告がなされ、またこれからの予定が話し合われる。特に運営委員会は発足当初からかなりの時間をかけてきた。それほどに放射能汚染の問題に対する取り組みが多岐にわたっているからである。

 さて、「いずみ」の活動の具体的な内容について記す。発足当初から3本の柱がある。「健康相談と検診」、「保養プログラム」、「訪問と傾聴」である。

 一番初めに行われたのは保養プログラムである。開設した月の10月からである。それから検診は12月に甲状腺検査の第1回を行った。さらに甲状腺の検査を担当した医師による講演会もなされた。放射能の問題を主題にした講演会については、その後何人かの講師によりすでに5回行われている。また、大阪教区から派遣してもらった山崎知行医師(大阪教区・愛隣教会員)による健康相談会は、福島県を中心にした教会付属の幼稚園や保育園の子どもたちの保護者たちに対するケアーとして大切な働きを担ってきた。「いずみ」の発足当初は毎月来てもらっていた。福島県、会津地区の若松栄町教会にある会津放射能情報センターとの協力関係は、山崎医師の派遣を考える時に忘れることは出来ない。

 

1000人超の子どもに検査実施
 「甲状腺の検査」について記す。第1回の検査は2013年12月であった。そして2016年1月末に第24回の検査が実施された。すでに1000名を超える子どもたちが検査を受けた。最近は毎月1回の検査が確実に実施されている。福島の原発事故当初に18歳以下だった子どもの中で現在は宮城県に住んでいる人を中心に検査を実施してきた。宮城県でも最初は仙台市からはじめた。甲状腺のエコー検査をするための器械は借りて行った。しばらくレンタル料を払っていたのである。しかし、その後、検査のエコー器械は教団からの全額支援により自前のものを持つことが出来るようになった。感謝である。それ以後は宮城県でも福島県に近い南部の地域(丸森町、角田市、白石市など)に出張したり、また放射線量が高いと言われる宮城県北部の栗原市にも出かけて行き検査を行った。

 「いずみ」の活動報告会のために日本各地に運営委員が出かけている。その時に質問が出される。「どうして宮城県だけでしているのか。福島県ではなぜ行わないか」。もちろん福島県に出かけないと決めているわけではない。すでに福島県の南部にある川谷教会の保育園の子どもたちの甲状腺検査を単独で実施した。園長からの希望があったからである。そのために2回訪ねた。また、宮城県で行っている理由であるが、宮城県は県の行政が放射能の心配はないという判断で甲状腺の検査は必要ないと考えているからである。しかし、それはあくまでも県の立場であって市町村のレベルでは必ずしもそうではない。例えば大河原町などでは町の協力を得て甲状腺検査を実施した。具体的には「いずみ」の検査案内を町の広報に載せてもらったのである。申し込みがすぐに殺到した。大河原町だけではない。白石市でもそうである。大河原町では検査会場も町の施設を貸してもらった。町長も検査会場に見学に来た。申し込み者が多く一日の検査で約100名の子どもが検査を受けた。通常は50名程度が限度である。

 甲状腺検査については課題もある。エコー検査を交通費のみのボランティアで担当してくれる医師が不足していることである。今まで毎月1度の検査を行うことが出来たのは、エコー検査をすることのできる医師に恵まれていたからである。しかし、今年の4月からは、これまで検査を担当してもらってきた医師の転任もあり、今後の検査の今まで通りの実施については不安材料もある。どなたかエコー検査の出来る医師の方を紹介してもらえないだろうか。

 毎回の検査結果については、A一、A二、B、Cの4段階でなされる。嚢胞と結節の有る無し、大きさによって判定がなされる。ちなみに甲状腺がんになる可能性について言えば、BでもCでもなると聞く。

 「保養プログラム」について記す。短期、長期の二つのプログラムがある。特に長期のプログラムについては、夏は北海道、春は沖縄で5泊6日の日程で行ってきた。北海教区と沖縄教区の大きな協力を得ている。また、今年3月の第9回の長期保養プログラムは九州教区の奄美大島で初めて行う予定である。

 東日本大震災から、そして福島の原発事故からまもなく5年を迎える。「いずみ」の活動は、神が創造し、またその摂理をもって導いてくださるこの世界に生きる子どもたちの命を守る取り組みとして始まった。生命倫理的な課題である。原発事故の大きさに比べてあまりにも小さなつながりであり取り組みではある。しかし、私としては、このような働きを今後も続けていきたいと願っている。全国の教会に「いずみ」の働きを続けるための支援のお願いを発送している。どうかよろしくお願いしたい。祈りを持って支えてもらいたい。
(仙台東一番丁教会牧師)

 2階にある礼拝堂に上る階段、踊り場の壁に教会学校のクリスマスページェントの写真が数葉、年を越して貼ってある。階段を上る者たちの目に留まる。エレベーターもあるのだが、礼拝を献げるところには年を重ねても自分の足で上りたいという者も少なくない。踊り場で一息、写真に見入る。▼今年は登場人物たちの衣装を新調した。長年にわたり使ってきた衣装もだいぶ疲れてきていた。羊飼いなどは労働着としてそれも味わいだったが、さすがに東からの博士たちのものは立派になった。新調するに裁縫の得意な教会員に協力してもらった。上手な人がいるものだ。すばらしい出来映えだった。自ら縫った衣装を着ている子供たちが告げてくれるクリスマスの喜びを、これら奉仕者たちも特別な思いで聞いたことだろう。▼年末年始、慌ただしく過ごして早2月。クリスマスの暖かさはずいぶん前のことのように思えるが、階段の写真を見る度に、その暖かさを思い起こす。御子がわたしたち罪人のために赤子として生まれてくださったことを知るがゆえの暖かさである。写真は、受難節の始まりまで貼られていた。御子が降誕された喜びは、キリストの負われた受難に直接結びついている。年を越してもなお、喜びが深められてゆくのは本当に幸いだと思う。

 1月22日、教団救援対策本部第10回(通算第44回)会議を、教団会議室にて開催した。

 1月22日現在、全国募金が10億1927万3317円(キリスト教学校教育同盟加盟校よりの「こひつじキャンプ」開催のためのクリスマス献金96万9462円を含む。昨年3月の全国募金終了後の献金額は1398万6403円)、海外からの献金は4億479万1619円(昨年4月からの献金額は1853万7094円)であることが報告された。

 救援対策室からは、会堂・牧師館再建復興貸付金返済状況、EMSからの支援金受領、第21回こひつじキャンプ(国内)・第5回こひつじキャンプ(台湾)開催、ハートフル釜石クリスマス会開催、被災地支援演奏会、被災教会支援チャリティー・コンサート開催等の報告があった。また、救援対策本部会計報告がなされた。

 続いて奥羽教区から、被災教会の近況報告、一関教会関係施設(保育園)新築工事進捗状況、江刺教会礼拝堂建築計画(施工業者見積検討)等の報告がなされた。

 東北教区からは、「東北教区東日本大震災救援対策を続けるための募金A・B」趣意書発送、東北教区被災者支援センターエマオ関係(ボランティア状況、会計監査実施など)、放射能問題支援対策室「いずみ」関係(甲状腺検査実施、親子保養プログラム計画など)、小高伝道所でのクリスマス礼拝開催等の報告、および、東北教区東日本大震災救援特別会計報告がなされた。

 関東教区からは、水戸中央教会の建築工事進捗状況等の報告がなされた。

 また、「国際青年会議in京都」(2017年3月)開催計画、東日本大震災救援対策事業全記録刊行委員会開催等の報告がなされた。

 審議においては、被災地支援演奏会、被災教会支援チャリティーコンサート開催計画承認、神奈川教区主催短期保養リフレッシュキャンプ支援決定、エマオ石巻2016年度人事体制検討、担当幹事の超過勤務への対応等を扱った。(雲然俊美報)

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