スイスのSEK(スイス・プロテスタント教会連盟)とその宣教団体であるミッション21、韓国のPCK(大韓イエス教長老会)、 PROK(韓国基督教長老会)そして日本基督教団による三国間協議会は基本的に4年毎に開催される。今回のホスト国はスイスであり、バーゼルにあるミッション21の本部での開催となった。
それに先立って、7月3日、ケルン・ボン日本語教会に、2016年4月に赴任した佐々木良子宣教師を訪ねた。
当日は地域の合同礼拝が行われ、午後は夏休み前恒例となった「シュトラーセンフェスト」と銘打ったお祭りであった。20店舗ほどの屋台はすべて教会からの出店であり、良き交わりの場となっていた。佐々木宣教師は習いたてのドイツ語で、臆することなく果敢にコミュニケーションを多くの方と図っていた。
礼拝開始が午前11時過ぎだったため、その前にケルン大聖堂のミサに参加した。ファミリーが対象の礼拝であったが、奥の小礼拝堂はほぼ満席で、司祭が実に楽しそうに説教していたのが印象に残った。
スイスのバーゼルで7月6日~8日に三国間協議会は行われた。教団では世界宣教委員会の下にスイス協約委員会があり、三国間協議会を担当している。横山基生委員長と廣石望書記、そして青年代表として東京神学大学の鄭なおみ神学生、事務局からは加藤誠幹事、廣中佳実職員が参加した。
教団はSEKと宣教協約を結んでいるが、現在宣教師を派遣していない。そのため今後この三国間協議会をどのように続けていくかが、今回教団にとっての大きな課題であった。互いの教会の実情を話し合った後で、新しい試みとして、2年毎の青年交流会が提案された。次回のホスト国である韓国で2018年にスイスと日本からそれぞれ6名ほどの青年を派遣し、交流会を持つという企画である。青年への宣教が三国間においても重要な課題であることが認識された。
8日午前に持たれたスイスと教団との二国間協議では、スイスに宣教師を派遣する場合の費用が話題になった。一年で1100万円の保証が必要であるとのスイス側の返答に、一同しばし言葉を失った。
(加藤 誠報)
栗田光弘氏(無任所教師)
15年11月27日逝去、71歳。大阪府生まれ。68年関西学院大学院卒業。同年より81年まで西九条教会を牧会。
遺族は妹・東條直美さん。
新屋徳治氏(隠退教師)
16年5月31日逝去、96歳。東京都生まれ。49年日本聖書神学校卒業。同年より鹿沼、宇都宮、池袋西教会を経て日本聖書神学校に務め、曙教会を牧会し96年隠退。
遺族は妻・新屋順子さん。
村上英一氏(戸畑教会主任担任教師)
16年6月23日逝去、90歳。福岡県生まれ。54年日本神学専門学校卒業。同年より戸畑教会を牧会。
遺族は妻・村上博子さん。
大澤正司氏(隠退教師)
16年6月10日逝去、78歳。東京都生まれ。66年同志社大学大学院卒業。同年より日向福島、矢板、新発田教会を経て09年隠退。
遺族は妻・大澤康子さん。
吉岡適子氏(隠退教師)
16年6月27日逝去、97歳。京都府生まれ。41年聖和女子学院神学部卒業。55年より物部、志賀郷、物部教会を経て99年隠退。
遺族は甥・高田志郎さん。
石井錦一氏(松戸教会担任教師)
16年7月4日逝去、85歳。神奈川県生まれ。51年東京聖書神学院卒業。同年より柏、上総大原、横須賀中里(現横須賀上町)、松戸教会を牧会。
遺族は妻・石井禮子さん。
土橋 修氏(隠退教師)
16年7月17日逝去、95歳。北海道生まれ。45年日本基督教神学専門学校研究科卒業。46年より小樽公園通、札幌北光、小樽、岩内、帯広、新得、手稲ルカ、島松教会を経て86年隠退。03年復帰、幌泉教会で10年まで代務し、隠退。
遺族は息・土橋求さん。
江戸久一氏(隠退教師)
16年7月21日逝去、82歳。愛媛県生まれ。61年同志社大学大学院卒業。同年より京都長岡、神足教会、京都上桂伝道所を経て08年隠退。
遺族は息・江戸清さん。
金井俊宏氏(隠退教師)
16年7月31日逝去、71歳。山形県生まれ。73年東京神学大学大学院卒業。同年より堺、東新潟、八王子、豊田、信夫教会を経て16年隠退。
遺族は息・金井有也さん。
「息あるものはこぞって主を賛美せよ。」
(旧約聖書 詩編150編6節)
「産めよ、増えよ」
(旧約聖書 創世記1章22節)
すべて命あるものは神の祝福の中に生まれます。神の祝福の中で「命はつながりにおいて生きる」ことができます。命と命のつながりの中で人間は生きることができます。それ故「息あるものはこぞって主を賛美せよ」と歌われます。命が第一にされない社会は破綻します。命ではなく、経済が第一にされ、命が軽んぜられる世界は、このつながりを破壊し、人間の尊厳が冒され、憎しみと怒りが世界に広がります。今世界はその痛みの中にあります。
私たちは普段、点数や成績や能力、その成果の大小などによって人を評価することに慣れ切っています。そのような中でいつの間にか人の命の価値が見えなくなる危険性があります。誰が生きていていいのかと、誰が生きていてはいけないのかということについてまで、人は決めることはできません。
聖書は、人は皆、天地万物を創造された神の御心によって生きることを示します。もし私たちが、自分の能力を基準にされて神から見られるとしたら、誰も神の前に生きることはできないでありましょう。神の赦しと慈愛により私たちは生きています。世の全ての人が等しくその神の愛の下にあります。人は、自分自身を含めて、命の可否について判断を下すことはできないのです。
神は一人ひとりに固有な命を与えておられます。誰もがその固有な命の中で、時には喜び、時には悲しみ、時には苦しむのです。その一つひとつの命に、神は意味を与えておられると信じます。
2016年7月26日未明、神奈川県相模原市緑区千木良にある障がい者福祉施設「津久井やまゆり園」で、刃物による殺傷事件が発生いたしました。同日中に19人の死亡が確認され、26人が重軽傷を負いました。
今回の事件は経済優先社会の価値観に毒された社会の犠牲者であり、このような社会にしてしまった私たちの悔い改めが求められる痛ましい事件です。
突然にして愛するご家族を失い、大きな悲しみと嘆きの中にある方々に神の深い慰めを祈ると共に、けがを負われた方々の癒しを心よりお祈りいたします。
津久井やまゆり園に献花におとずれたある介護福祉士は、「明るい雰囲気の施設がこんなことになって残念です。私たちは障がい者ではなく人として接しているのに」と目に涙を浮かべて話しました。明るい雰囲気の施設が地獄図となり、多くの犠牲者を出した悲劇は、日本のみならず世界に衝撃を与えています。
癒しがたい衝撃の痛みの中にある犠牲者のご家族、津久井やまゆり園の職員関係者の方々のために祈りを合わせたい。
願わくは、全ての人々が主イエス・キリストの神を正しく知ることによって、神の愛の中に一人ひとりが置かれていることを知り、互いに愛し合い、祈り合い、励まし合いながら歩む共生社会を目指したいと願います。
日本基督教団の中に「全国教師会」があることをご存知ですか?
この会は、1949年に開催された最初の全国教師大会から教団の要職者が「教師の交わり」の必要を覚えて、1951年に発足しました。当時、結核を患いながらも卵一個が買えない教師、経済的理由で自分の葬儀が出せない教師がいて、教師同士が互いに助け合って行こうという志でした。
現在も当初の趣旨に沿って、教団教職の交わりと互助の推進を深め、隠退後も教師間の交流が保たれるように、年2回の会報『全国教師会報』を発行しています。喜びも悲しみも分かち合おうと、会員の会費(年額6千円、隠退後は3千円)や献金から、祝事・慰労・見舞・弔意を贈呈し、必要な場合は融資も行っています。また、毎年7月第1主日「教師の日」を知っていただくように努めています。
今日、伝道者の生活が配慮されてかつての困窮が無くなったかのようですが、一方で教師の減少や信徒の高齢化は否めず、将来には過去にも増して厳しさが予想されます。この機会に、教区・支区の教師会や出身神学校同窓の支え合いだけでなく、教団視野で「全国教師会」の意義をご理解いただければと思います。
今年3月、当会の前理事長佐野英二教師が隠退し、新理事長に梅津裕美教師が就任しました。信徒が「全国信徒会」や「隠退教師を支える運動」で教団を支えていることを思いますと、全国規模で教師同士の「互助」を目指すこの会を継承し活動を続けたいと願っています。
日本基督教団の現任教師は、ぜひ入会してください。入会後、隠退された場合も引き続き会員として互助の交わりが続きます。
連絡先 〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-3-18-31 日本基督教団事務局内「全国教師会」
TEL 03-3202-0541、E-mail zenkoku.kyoshikai@gmail.com
「大切なものは奪われていない」、15年9月の「関東・東北豪雨」による水害からの復興に向けた歩みを振り返り、松本宏子さんは語る。
お宅は床上150センチが浸水し、一階にあったもののほとんどを廃棄することになった。所属する水海道教会、併設する二葉こども園も30~40センチ程浸水した。
高度経済成長期には、飛躍的に経済が発展し、持ち物も増え、それがもたらす便利さを享受して来た。今回の水害で、持っていた物の多くを失った。しかし、失ってみると、「生きて行く上で必要なものはそれほど多くない」ということが分かって来たという。
松本さんは、教会役員として奉仕するようになってから、月報「交わり」の編集、教会ホームページの管理、更新を担当するようになった。水害が起き、実家に避難する際に、ノートパソコンを携えて行ったため、教会の電話も開通しない中、ホームページで情報を流し、月報も発行することが出来た。普段、それ程多くないホームページの閲覧数が、水害の際に大きく上昇したそうだ。その情報を得て、地域の教会の牧師、信徒はもとより、全国の教会から多くの献金、支援が寄せられた。
家族や主にある兄弟姉妹が示してくれる温かい見舞いの言葉や差し伸べてくれる手助け、それらを通して証しされる神の存在を深く知らされたという。洪水でさえも奪うことが出来なかった、主にある交わり、主が与えてくださる繋がりこそ人を生かす大切なものであり、他のものは、多少、便利になるかどうかという相対的なものでしかないとの思いに至った。
教会の教勢低下を思わずにはいられない昨今、諸教会と共に、主にある交わりを形作るべく仕えて行きたいと語る。
水海道教会員
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