教区、教会総会に向けて伝道報告、伝道計画について話し合い、準備が始まっていることであろう。仕える教会では、教会の新年度準備と合わせ幼稚園の準備が始まっている。先日も新入園児の保護者会を行なった▼幼稚園の保護者会でも開会に礼拝を献げることを常としている。既に在園している子供たちの保護者は、今年度行われてきた保護者会の開会にて礼拝を経験してきている。だが、新入園の子供たちの保護者の中には、礼拝ははじめての経験で、皆が祈りに「アーメン」と声を合わせるのにもどぎまぎしてしまうという親もいる。今年もそう言った保護者がいたのかもしれない▼けれども、今年の保護者会では賛美の声がよく聞こえた。牧師、園長が一人、賛美の声を上げている、ということも珍しくない状況なのだが、今年は保護者たちの賛美の声がよく聞こえた。馴染み深い讃美歌だったこともあるかもしれない。また既に在園、卒園した弟妹さんの親も多かったこともあるかもしれないが。いずれにしても普段あまり礼拝に親しんでいない人々が賛美の声を高らかに上げることはうれしいことだ▼教会の裾野が、まだ見えないにしても、しかし、もっと広く、遠く、もっと深くにまで広がっていることを信じて、そこにこそ福音を運んでゆきたい。