東日本大震災 日本基督教団救援対策本部
38総会期第1回(通算第18回)会議 決議事項
日 時 2012年11月19日(月)午後2時10分~4時34分
会 場 教団会議室
出席者 委員 石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北 紀吉、佐久間文雄、長崎哲夫、大村 栄、藤掛順一、
稲松義人、邑原宗男、秋山 徹
幹事 藤盛勇紀、計良祐時、大三島義孝、道家紀一、野村和正、加藤 誠、飯島 信
欠席者 嶋田順好
陪席者 伊藤瑞男(教団副議長)、岸 憲秀(全国教会幼稚園連絡会)、竹澤知代志(教団出版局)
開 会
Ⅰ.聖書 詩編124編8節 祈祷 石橋秀雄本部長
Ⅱ.議事日程承認の件
石橋秀雄本部長は別紙資料に基づいて議事を進めることと陪席者の提案をし、議場はこれを承認した。
Ⅲ.前回記録承認の件
別紙第17回会議(2012年10月15日開催)記録案を承認した。
議 事
Ⅰ.報告事項
1.募金関係報告
11月15日現在、国内募金4億2648万3365円、海外からの献金2億2847万6685円。
2.救援対策室会議報告(第17回11月2日、第18回11月9日)
長崎哲夫救援対策室長は別紙資料に基づいて報告した。
3.被災教区報告
(1) 奥羽教区
邑原宗男奥羽教区議長は別紙資料に基づいて、千厩教会の建築工事の進捗状況、ボランティア活動等の報告をした。また、「東日本大震災教区内被災教会支援会計」(2012年10月末収入累計93,874,292円。教団からの支援分を含む)の報告をした。
(2) 東北教区
高橋和人東北教区議長は別紙資料に基づいて、被災者支援センター関係報告(ボランティア登録総数3219名、エマオ笹屋敷・エマオ石巻の活動内容・課題、被災者支援センターの今後の活動についての検討など)、建物復興関係報告(主な再建復興状況)、被災した教会員への見舞金申請受付開始、大阪教区派遣山崎知行医師による健康相談継続実施、原町教会放射線量測定器購入費用支援金申請承認等を扱ったことを報告した。
また、「東北教区被災者支援センター会計収支報告(2011年3月~2012年10月)」、および、「東北教区東日本大震災教会救援特別会計(2012年10月末収入累計138,639,662円。教団からの支援分を含む)」の報告をした。
(3) 関東教区
秋山徹関東教区議長は別紙資料に基づいて、被災教会(2件)からの会堂・牧師館再建支援申請承認、被災地訪問ツアー実施予定(11月20~22日。29名参加)、被災教会の現状報告、仙台エマオへの被災支援ボランティア派遣(10月30日~11月2日。4名)等を扱ったことを報告した。
(4) 東京教区
岸憲秀教師(東京教区千葉支区長)は安食教会の再建工事が順調に進んでいることを報告した。
4.その他
(1) 37総会期第7回常議員会(2012年10月22日)報告
雲然書記は、第7回常議員会において下記議案を可決したことを報告した。
議事25「日本基督教団東日本大震災救援対策本部設置継続に関する件」
議 案 日本基督教団東日本大震災救援対策本部を継続する。
委員構成:教団三役、常議員から5名、日本キリスト教社会事業同盟から1名、
宣教協力学校協議会から1名。計10名。被災3教区総会議長は常時陪席とする。
期 間:第38総会期
経 費:救援対策本部会計から支出する。
(2) EMS訪問報告
秋山委員は、11月6~12日、ドイツ・ヘレンベルクで開催されたEMSの総会に出かけ、出席者に東日本大震災救援活動への支援を訴えたが、日本の震災への支援についてはもう済んでいるのではないかといった対応であったこと、持参した報告書とDVDを出席者に配布したこと、韓国のPCKとPROKからの出席者からは反応があったこと等を報告した。
(3) 台湾基督長老会(PCT)訪問報告
飯島幹事は別紙資料に基づいて、PCTと日本基督教団との確認事項(PCTの募金協力、2013年3月に石橋議長が台湾を訪問、震災2周年に声明発表、WCC総会に向けて共同神学宣言を発表)、およびPCT側の幹事から託された事柄(日本にボランティアで来られた方たちへの参加証明書発行の要望等)について報告した。
(4) 仙台エマオにおける教団派遣専従者の補佐について
戸枝季(わか)子氏と教団がアルバイト契約をしたこと(2012年10月から)、および、戸枝氏には佐藤真史教団派遣専従者の補佐業務を担ってもらうことを確認した。
Ⅱ.審議事項
1.会堂・牧師館再建復興支援に関する件
以下の支援を決定した。
<支援>
・甘楽教会(群馬県) 300万円
・原市教会(群馬県) 300万円
2教会 計 600万円
2.救援対策本部会議および救援対策室会議のあり方に関する件
今後の救援対策本部会議および救援対策室会議のあり方について意見交換をし、第1回常議員会において選出される新しい救援対策本部委員による会議において、本部会議で扱う事項および救援対策室会議で担う事項等を整理し、検討することとした。
3.原町教会からの食品放射能測量機および空間線量測定器購入補助申請の件
原町教会から申請が出され、東北教区における検討を経た「放射能測定器購入補助申請書」を審議し、機器購入費補助として救援対策会計から200万円を支出することとした。
4.PCTと日本基督教団との共同声明および神学宣言作成に関する件
台湾基督長老会(PCT)と日本基督教団との共同声明作成に関しては、石橋議長が、今年発表した在日大韓基督教会と教団との共同声明などを参考にして原案を作成することとし、第1回常議員会で承認を得ることとした。
また、神学宣言の作成については、教団においてもそのための人選をした上で時間をかけて検討することとし、このことについても教団常議員会で承認を得ることとした。
5.震災2周年 メモリアルマンス(Memorial Month)の件
2013年3月に、東日本大震災2周年を覚え、教団救援対策本部長、救援対策室長、被災3教区議長名で各教区に記念集会を呼びかけること、そのためにリタニーを作成すること、席上献金は教団救援対策本部にささげることを呼びかけることを承認した。
6.『東日本大震災救援対策本部ニュース』第7号発行の件
大村委員が、クリスマス前にニュースを発行する予定であることを報告した。
Ⅲ.次回(38総会期第2回)会議開催予定
次回会議開催については、38総会期第1回常議員会において選出される新しい委員で開催日程を決めることとした。
閉 会 祈祷 藤掛順一委員
※これは、教団救援対策本部会議の正式な議事録ということではありません。