教区伝道委員長会議の内容を協議
宣教委員会
第3回伝道委員会が9月12日にオンラインで開催された。委員全員が出席。開会礼拝の後まず関係委員会・担当者の報告を受けた。第3回委員会の主な協議事項は3点。
⑴教区伝道委員長会議開催の件。日程=2023年10月18〜19日、会場=西早稲田教団会議室、テーマ=「これからの伝道協力を考える」、発題者=久世そらち師(札幌北部教会)・岡田真希師(三宅島伝道所)・黒田若雄師(高知教会)。どのような方向性で発題してもらうかを始め細かな内容や委員の役割分担を確認した。
⑵第12回「農村伝道」に関する協議会に関する件。開催は2025年2月であり時間的余裕があるため、今回も主題と開催場所について前回までの協議をさらに深めた。
⑶開拓伝道援助運用に関する件。2022年度に開拓伝道援助申請のあった5教会・伝道所の問安報告を共有してから伝道委員会に委ねられた今後の運用について協議した。
申請締切は1月末であるため、2月委員会にて協議し援助額を仮決定。4、5月に問安を実施し、状況を確認する。その上で委員会を開いて最終決定することとした。
原資となる開拓伝道援助献金・創立記念日献金の依頼に関しても、従来の依頼方法だけではなく、教団新報や「信徒の友」にも依頼文を掲載できないかを検討。
依頼内容もこれまでの援助教会・伝道所からの感謝の声など、届く言葉を検討する。
(山口紀子報)
神奈川教区からの戒規申請を可決
教師委員会
第3回教師委員会が10月2日、同志社教会会議室において開催された。
教団関係の諸報告に続いて、6月26〜28日に4年ぶりに対面で開催された新任教師オリエンテーションの報告がなされた。召命に至った背景や神学校の違いを超えて、参加者同士の良き交わりが与えられた。参加者からは、「豊かな三日間だった」、「ハラスメント講習が勉強になった」、「教団を身近に感じた」、「信仰告白、教憲教規の理解の違いを感じた」などの声が聞かれた。一方「機構図の説明を丁寧にしてほしい」、「教務教師が参加しやすくして欲しい」との意見もあったので、今後の課題としたい。参加者は21名で、教師となる者の減少傾向は続く。教師を生み出す教団、教会、神学校となるために、それぞれが祈り、力を合わせていく必要がある。
8月1日に行われた教師継続教育研修会(オンライン)では、社会問題となっている「カルト」と教会がどのように関わるのか深く考えさせられた。講演の中で、「カルト」と向き合う上では「宗教多元主義」がキーワードになる、といった説明あり、質疑応答でもそのことが大きな話題となった。アンケートでは「タイムリーな内容だった」、「排他主義→包括主義→多元主義への移行が興味深かった」、「多元主義に立たなくてもキリストによって啓示された教えを伝えることでカルトに向き合えると思う」などの意見があった。
神奈川教区からの戒規適用申請について、調査員会(3名)からの報告を受けて審議に入った。当該教師ならびに神奈川教区への聞き取り調査、またその他さまざまな資料によって慎重に検討した結果、本件は戒規施行細則第4条第2号(免職)に抵触すると判断し、全会一致でこれを可決した。
(兼清啓司報)