四国教区では、自立連帯献金の充実を願い、7月を「自立連帯献金推進月間」としている。この教区の呼びかけを受け、高知教会では毎年、二つの取り組みをしている。「自立連帯献金推進」を覚える祈祷会と「四国伝道を覚える日」礼拝である。
まず「自立連帯献金推進月間」を覚える祈祷会では、自立連帯献金推進に関わる信徒の方に奨励をしていただいている。今年度は、財務部委員長にお願いした。改めて、自立連帯献金を用いて互助制度を運用することから見える今後の展望をお伝えくださり、感謝な時となった。
そして、7月の1回の礼拝を「四国伝道を覚える日」とし、これまで主として教区互助を受けている教会の牧師に説教を担当していただき、礼拝後、教会の報告をしていただいている。このことが、それぞれの教会の実際の姿に触れ、四国全体の伝道の大切さを受け止めることに繋がっているように思う。また、今後高知教会がどのように歩んでいくのか、深く考える時となっていると感じさせられている。
この取り組みが始まり、ある教会員が「最近の教会の取り組みで最もよいのは『四国伝道を覚える日』の取り組み」と言われた。やはり教会員は、共に伝道の幻を追っているそれぞれの教会の姿を深く知りたいと願っていると、私自身が受け止めさせられる、感謝な言葉であった。
(教団総会書記 黒田若雄)