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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4966号】コロナ2年目のクリスマス-遠州教会 《浜松市》(3面)

2022年1月29日

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困難の中にあって、なお主をたたえる

 遠州教会は、感染対策が必須となって以降、静岡県内での緊急事態宣言中、「牧師・長老以外の方々の礼拝出席停止を求める」対応をしました。常時、礼拝を3回に分け、オンライン配信を用いる等、基本的な感染対策を継続し、礼拝を続けています。多くの集会は実施できず、活動制限は続いています。

 今年度のクリスマス諸活動について、具体的に10月の長老会から議論を開始しました。特に12月24日の聖夜礼拝をどのように行うか。この聖夜礼拝を特別に憶えて出席くださる方もあり、聖歌隊の讃美も行う伝道礼拝を行ってきました。しかし、例年90名前後の出席があり、昨年度は奉仕者のみの出席で、オンライン配信で行いました。今年度どのように行うか、真剣に議論しました。その中で、ある長老より「聖夜礼拝はどのような信仰の志を与えられて行ってきたのか」確認が求められました。すぐに「それは伝道である」と応答が示され、皆それに一致しました。「この聖夜礼拝を伝道として執り行おう。可能な限りの対策を取って、対面形式で実施しよう」という思いを確認し、このことを教会全体で共有しました。それから聖夜礼拝に限らず、教会全体が、本当に喜びの中でクリスマスの歩みを果たせたと思います。

 感染対策は続き、沢山の課題と直面しました。しかしその中にあっても、教会員皆、お一人おひとりにおいて「神様のために奉仕ができる」、「伝道の業のために働ける」、その喜びがにじみ出てくるのを感じる時を過ごしました。様々な準備を経て、聖夜礼拝は午後5時と7時に対面形式、またオンライン配信も用いて実施することができました。

 茶話会、諸集会、各部会の例会など、実施できないものも沢山ありました。その中にあっても「礼拝こそ伝道」との思いを確信し、困難の中にあって、なお主をたたえる、クリスマスの喜びの深みを知る時となりました。

(石井佑二報)

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