有能な妻を見いだすのは誰か。真珠よりはるかに貴い妻を。夫は心から彼女を信頼している。儲けに不足することはない。彼女は生涯の日々/夫に幸いはもたらすが、災いはもたらさない。羊毛と亜麻を求め/手ずから望みどおりのものに仕立てる。商人の船のように/遠くからパンを運んで来る。夜の明ける前に起き出して/一族には食べ物を供し/召し使いの女たちには指図を与える。熟慮して畑を買い/手ずから実らせた儲けでぶどう畑をひらく。力強く腰に帯し、腕を強くする。商売が好調かどうか味わい/灯は夜も消えることがない。手を糸車に伸べ、手のひらに錘をあやつる。貧しい人には手を開き、乏しい人に手を伸べる。雪が降っても一族に憂いはない。一族は皆、衣を重ねているから。敷物を自分のために織り、麻と紫の衣を着ている。夫は名を知られた人で/その地の長老らと城門で座に着いている。彼女は亜麻布を織って売り、帯を商人に渡す。力と気品をまとい、未来にほほえみかける。口を開いて知恵の言葉を語り/慈しみの教えをその舌にのせる。一族の様子によく目を配り/怠惰のパンを食べることはない。息子らは立って彼女を幸いな人と呼び/夫は彼女をたたえて言う。「有能な女は多いが/あなたはなお、そのすべてにまさる」と。あでやかさは欺き、美しさは空しい。主を畏れる女こそ、たたえられる。彼女にその手の実りを報いよ。その業を町の城門でたたえよ。