11月18・19日、ソウルで、第7回韓日5教団の宣教師に関する実務者会議が開催された。
2016年より始まったこの会議は、大韓イエス教長老会(PCK)、韓国基督教長老会(PROK)、基督教大韓監理会(KMC)から日本に派遣される宣教師の人事に関する諸課題について、在日大韓基督教会(KCCJ)と共に協議をするものである。
これまでの6回の会議において、韓国3教団から日本に派遣されている宣教師の働きの状況や、教団における宣教師受け入れ手続きおよび現状の報告、日本における宣教師の活動報告、日本宣教を目指している宣教師候補者のインターンシップ制度構築の検討等について協議してきたが、この度は、あらかじめ本会議をもってこの会議の開催を終了することとしていた。
今回は、韓国3教団より世界宣教部門や宣教師人事の担当者が出席し、KCCJからは趙永哲総会長ほか4名、教団からは雲然俊美書記と加藤誠世界宣教担当幹事が出席した。
会議においては、各教団における宣教師人事とその働きに関する取り組みの現状報告がなされ、その後、今回の会議で通訳を担当した長尾有起宣教師(PROK)、KMCから派遣されている尹成奎宣教師(教団津島日光川燈台伝道所)、PCKから派遣されている朴榮喆宣教師(KCCJ対馬めぐみ教会)の3名から、日本宣教における近隣教会や教師および教区との連携の大切さ、日本における教会形成と伝道の特色、韓国から日本に来る旅行者への伝道の取り組み等について、とても有意義な報告がなされた。
その後、金柄鎬KCCJ総幹事より、日本宣教を志す宣教師養成のための「日本宣教アカデミー」開設構想案が出され、協議の後、今後、韓国から日本に派遣される宣教師の事前学習の場の設置に向けて、各教団の担当幹事を中心に検討を進めることとした。
以上をもって4年にわたる協議を終えた。(雲然俊美報)