去る1 月28日(金)、教団B会議室にて、第36総会期第6回宣教師人事委員会が開催された。
この委員会は宣教師の人事手続を円滑に進める必要上、今総会期委員会の組織を待つことができないため、前総会期の委員会が総会期を越えて開催されたものである。
はじめに宣教師及び関係諸教会に関する報告、世界宣教委員会のもとにある各委員会の報告、幹事による宣教師訪問、事務局訪問者との面談報告等がなされた。
協議事項として、北米及びその他の地域からの宣教師の任期満了退任・任期継続・延長・海外渡航等、宣教師に関する人事事項を取り扱った。
3月末に任期を満了して退任する宣教師が4名、その中には、10年、20年という長い期間にわたり宣教師として奉仕した先生方がある。日本に福音を宣べ伝えるために、多くの時間を捧げて貰ったことを覚えて、心から感謝しつつ、退任を承認した。
今委員会では、外国人教師受け入れに関する方針をめぐって、多くの時間を割いて具体的に協議し、問題点を整理して次期委員会に申し送ることとした。
この背景には、本来の筋道とは異なるルートで教団の教会と接触する外国人教師が増え、実際に多様な仕方で関わりを持ち始めているという現状がある。そのため、実際に招聘手続が頓挫したり、ビザ取得が困難になるケースも生じている。
例えば、外国籍の神学生が学びを終え、日本基督教団の諸教会・伝道所から招聘を受けて教師として奉仕しようとするケースがある。日本滞在のためには、学生ビザから宗教ビザに変更しなければならない。しかし、その場合、宣教師には該当しないので、日本基督教団が宗教ビザ取得上の身元保証をすることは原則上できない。
日本伝道の健全な進展のために、外国人教師が用いられる教会的筋道が明確になるよう期待する。
受け入れ宣教師の働き、受け入れ教会、学校、施設の上に、主の豊かな祝福を祈る。
(岡村恒報)