第36総会期の第7回教師検定委員会が、6月14日(月)~15日(火)、教団会議室において、委員7名全員が出席して行われた。
まず委員長・事務局報告において、2010年春季教師検定試験の結果は委員長と書記で合否の最終確認を行い、3月30日、委員長が教団の三役会で報告したこと、また秋季教師検定試験の要綱と願書を、事務局から98通(補28、正70)送付したことが報告された。
また、正教師試験受験志願者の中に、病気治療継続中のため、受験に際して配慮を求める人があること、秋の試験に向けて教師転入の志願が3件出される予定であることが報告され、それぞれ適切に対応することの申し合わせをした。
次いで、教団の認可神学校以外の神学校を卒業した人からの受験志願が3件出されているのを受けて、過去の事例と対応の記録を参考にしながら、受験のコースおよび科目認定について協議し、決定した。
さらに、第37回日本基督教団総会に向けて委員会の報告を提出するために、委員長、書記、事務局で分担して作成、準備した報告の原案を検討し、今期の委員会としての評価、および課題と展望についてまとめをした。
そして、残された時間は、変更第4条に基づく試験実施に向けての準備作業に力を尽くした。具体的には、教団立神学校および関係神学校の大学院を卒業し、いわゆる「Aコース」で補教師試験を受験する者の中で、学部での基礎的な学びを経ておらず、変更第4条適用の対象となる受験者のために、履修科目の読み替え等による認定と受験科目の決定をするための手順を確認し、必要な資料の作成を試みた。
神学校の大学院入学という新しい事態を受けとめ、教団の教師を立てるのにふさわしい試験を行うために、今後も神学校の協力を求めつつ、適切に対応し、備えを進めていかなければならない。御心にかなう試験を行うことができるように、聖霊なる神の導きと助けを切に祈るものである。
(東野尚志報)