去る10月4~5日、「隠退教師を支える運動全教区推進協議会」が教団会議室において、29名の参加者により開催された。
協議会に先立ち、開会礼拝が捧げられ秋山徹総幹事より、エフェソ6章1~4節により「約束を伴う最初の掟」と題するメッセージにて、み言葉の恵みに押し出された。
はじめに総幹事より挨拶、森啓一委員長より今後の運動について、鈴木秀信事務局長より、17年度諸報告として新任推進員の紹介、献金状況、決算報告、新年度の目標等の説明があった。
特に今回の協議会は、支える運動設立より40年が経過した今日、参加教会・伝道所が50%の壁をなかなか超えることができないでいること、また4年連続して献金額が減少していることなどが焦点に挙げられ、熱心にそれらの課題と取り組むことができた。また今回は参加者全員が課題を共有したいと願い、分団協議方式を改め全体会方式を取り入れた。二日間の協議を通して次のような方向が与えられた。
①参加教会・伝道所を50%台より60%へと上昇させる努力をする。②運動を推進するには運動に対する牧師の理解が大切になる。③推進員個人の働きと、協力者を得て教区、地区、支区と共に推進していく。④近隣教会間の交わりを通し連帯を深める。⑤各自出来るところから具体的に始める。
二日目に、全体協議前に教団年金局・籔田安晴理事長より、年金制度概略説明および質疑応答の時間を持ち、教団年金制度の理解を深めた。
与えられた課題を共有し活動を進めていくことを確認、恵まれた協議会であった。この運動の底流にあるのは、隠退された教職及び現役の教職に対する感謝と信頼にある。その信頼関係を超えて神のご栄光を表す器としてこの運動が今後も用いられることを心より祈るものである。(鈴木秀信報)