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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4893・94号】♦台湾基督長老教会と日本基督教団との教会協議会♦ 両教団の協力の深まりを確認

2018年12月15日

 第16回台湾基督長老教会(PCT)と日本基督教団との教会協議会が、11月13日から15日まで、愛知県の邦和セミナープラザと南山教会を会場にして開催された。主題は「共に悩み、共に喜ぶ」(コリント一12・26、口語訳)、参加者はPCTから13名、教団からは30名であった。

 教団参加者は協議会前に事前研修をおこない、霧社事件や2・28事件、高雄事件や中台関係などついて学んだ。開会礼拝では石橋秀雄総会議長が説教を担当し、久世そらち総会副議長の司会で歓迎夕食会が開かれ、懇談の時を持った。

 二日目の協議では、PCTの林芳仲総幹事より、台湾が置かれている政治的状況についての報告があり、民衆と共に歩む「正義と平和」を求める教会の使命と挑戦についての発題があった。

 さらにディバン・スクルマン宣教師の北海教区での働きと、高井ヘラー由紀宣教師の台南神学院での働きが報告され、PCTの林偉聯幹事が西日本豪雨災害における岡山でのボランティア活動報告をした。小笠原純大阪教区議長からは大阪北部地震の際のPCTからの支援に対する謝辞が述べられた。

 午後は南山教会へ移動し、グループにわかれてシルバーホームまきばと愛知牧場、愛知国際病院、AHI(アジア保健研修所)、特別養護老人ホームのぞみを見学した。夕食は南山教会の方々が準備してくれた鍋料理とすき焼きを堪能し、交流を深めた。

 三日目は青年たちによる台湾ユースミッション報告と、兵庫教区と高雄中会との宣教協約報告、東北教区と嘉義中会との宣教協約報告を聞き、両教団が様々な場で協力を深めていることを確認した。さらに共同声明文作成のための協議をおこなった。閉会礼拝ではPCTの薛伯讚議長が説教を担当し、最後は参加者全員で手をつないで「マリ・マリ・ティ・イエスさま」をパイワン語で賛美して協議会を終えた。(佐藤飛文報)

教団新報
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