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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4889号】教区議長コラム 兵庫教区 古澤啓太 避けて通れない教区

2018年10月6日

 当教区は兵庫県が範囲で、111教会・伝道所、現住陪餐会員は6834名(16年度)です。教区の置く4地区は、阪神2992名、神戸2599名、播州1156名、但馬87名です。うち2地区計で7割強を占める阪神と神戸が長らく活動休止状態でした。が数年前に神戸が復活、阪神はまだ有志形式ですが今年度急ピッチで地区機能を整えています。一県一教区とはいえ県内外から県民意識の希薄さが言われます。古来の行政区分をほぼ無視して5国(7国説も)の各全域か一部が一つとされた県です。「明治政府が神戸を発展させるべく、むりくり一つの県にして播磨(播州)・但馬の豊かな税収を神戸に注ぎ込んだ」歴史が教区の会議でも共有されます。そこにさらに教団の合同教会の面やその多様性を、旧教派単位的集団離脱等の歴史に痛みを覚えつつ、豊かさと受けとめ、多面的に議すのが当教区流といえるかもしれません。

 「本州陸路縦断で決して避けて通れないのが兵庫県」だそうですが、当教区的には四国・九州を含め14教区と陸路で繋がる意識です。こと1995年1月の大地震以降、各地で災害が発生し、他教区の皆さんや物資が兵庫の東や西に行かれるたび、立ち位置や使命を洗練させる動機を与えられています。他教区の皆さんにとり、良い意味で避けて通れない教区でありたい。さる定期総会でおもに空路で繋がる北海教区と宣教協約を締結できました。あの大地震のとき直ちに支援下さったのが北海でした。そして、もう一つのおもに空路で繋がる沖縄教区との関係は、教団と各個教会の中間たる教区にー歴史に鑑み沖縄だけでも特別にー教会性を持たすことができるかを含め、教団をあげて議すことが避けて通れないと思います。(兵庫教区議長)

教団新報
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