第2回教師検定委員会が、7月31日~8月1日、教団会議室で開催された。今回は9月12~14日、大阪クリスチャンセンターで行われる秋季教師検定試験の準備に多くの時間を割いた。現在、補教師10名、正教師52名の願書を受付けた。併せて正教師転入志願者1名の審査を行う。
主から託された教団の大切な使命は、日本伝道のために教師を検定し、立てることである。受験志願者もその召命が問われるし、検定する側もまた、その召命が問われる。主から与えられた緊張感をもって準備に当たった。
既に課題として受験志願者より提出された旧新約聖書の釈義・説教、神学論文、組織神学論文の採点結果の確認をした。合格点に達しなかった受験志願者にはレポートを提出してもらう。更に、試験当日の補教師の一般宗教史・日本宗教史、旧新約聖書緒論、ギリシャ語初歩、旧約歴史、宗教教育、教憲教規・宗教法人法、旧新約聖書神学、組織神学、正教師の教憲教規・宗教法人法、旧新約聖書神学、教会史の試験問題を協議した。伝道・牧会して行く上で身に着けておくべき基本的な神学的内容を問う試験であり、そのことを通して伝道者としての召命を問う試験であること、また面接も召命を問う試験であることを確認した。
更に、受験志願者の資格審査、試験当日の委員の責任分担の確認、申請のあった受験志願者の受験費用援助に関し協議した。教師検定規則3条6号対象者(Cコース受験志願者)2名の認定面接を実施することを確認し、また、1名の受験志願者のCコース受験認定、受験科目認定を行った。
日本伝道のために教団として、いかに教師を検定し、立てるのかは、教団の根幹に関わることである。今後どのような教師検定を行うべきかは、教師養成制度検討委員会でも審議されているが、教師検定委員会としても継続して協議すべき課題である。 (井ノ川勝報)