40総会期第2回予算決算委員会が、6月8日、全委員が出席し、教団会議室で行われた。
最初に、道家紀一総幹事事務取扱より幹事報告があり、主に2016年度出版局決算の概要と会館地下倉庫の耐震補修が必要なこと等が報告された。
この後、2016年度第2次補正予算に関する件を取り扱った。この2次補正の主要な点は、収益事業会計のうち、当初はゼロであった会館室料が、耐震工事終了後の、各団体の再入居等により大幅な増収になったので、799万5千円の補正を行うというものである。協議の結果、この第2次補正予算を決定した。
次に、2016年度決算を取り扱い、この中で負担金収入が2013年度を100とすると、97・5に減少していることや、教団全体の活動を支える支出を縮小することが限界点に達していることが指摘された。そして、教団の財務体質が、年度内に特別な支出が発生した場合に差損に至る体質になっていることを、委員会としては、十分な注意をする必要があることを確認したうえで、この決算を承認した。
また、9月25〜26日に行う全国財務委員長会議は、「伝道を支える教区財政」を主題とし、この中で、教区が抱えている財務の問題について、三教区の財務委員長には発題を依頼することとした。
更に、39総会期の委員会で決議し提案していた、出版局の会館再入居費用を出版局への貸付金にすることと会館3階の室料の金額が、出版局理事会でも承認されたため、この件についての「覚書」を取り交わすことになった。
そして、幹事報告でも報告された会館地下倉庫の耐震補修については、第1回委員会でも実況見分を行っていたものであり、約120万円の費用の見積もりが提出された。協議の結果、この地下倉庫耐震補修費用を妥当なものとし、これにつき2017年度補正予算で対応することを決めた。(宇田 真報)