三浦照男宣教師派遣式が一二月二七日に教団会議室で山北宣久議長の説教、上田博子宣教幹事の司式により執り行われた。
三浦照男氏は、インドのアラハバード農業大学継続教育学部の学部長として一〇月一日付で、すでに赴任しており、一時帰国中に派遣式が行われた。
前任者の牧野一穂、由紀子宣教師夫妻が九月三〇日に四〇余年に亘る宣教の業から退任した後を受けての赴任である。三浦氏は、フィリピン国立大学ロスパニョス校で農業教育を、また米国カンザス州立大学大学院で社会学を修め、アジア学院の副校長等を歴任している。現在インドでは、政府の方針により、キリスト教の宣教師という資格では事実上入国できない状態にあり、三浦氏の働きは北米やヨーロッパの教会からも注目されている。
派遣式では、山北議長がインドの教会がインドの宣教と奉仕のために最も必要としている働き人を、教団が送り出すことの出来る幸いを述べた。
派遣式後にもたれた茶話会では田村博後援会会長(田園調布教会牧師)を初めとする後援会メンバーが三浦宣教師を支援し続ける決意を語った。後援会活動はこの宣教の業に不可欠であり、さらに必要性が高まると思われる。
三浦氏は、牧野夫妻の後任として牧野夫妻と同じ働きをするのは、妻が日本に残ることもあり困難なことであるが、自らの力の限り与えられた勤めを果たしたい、と語った。
三浦宣教師の働きが祝されるよう、祈りたい。