二日目の最後に、教憲第九条を検討する件が扱われ、中間報告のかたちで検討作業委員会報告がなされた。藤掛順一委員会書記は、二種教職制の問題は教団における教会論、教師論を確立していくという課題と密接に関わっているという認識のもと、基本的な問題と具体的な問題に整理して報告した。具体的な問題としては、神学校間における教育内容の相違、Cコース受験者の学びの指針、合否判定の基準の問題、また教師補を設けることを想定した場合の問題などがあげられたが、今後第九条の変更への取り組みは困難であるとの判断が示された。
この報告に対して、そもそも検討作業委員会に委ねられた課題が何であったか、中間報告をどう受けとめるかなど、歴史を遡って考える議論や、委員会の性格や課題、今後の方向を巡る議論があった。
(藤盛勇紀報)