第34総会期第七回教師委員会が一月二六~二七日に教団小会議室において開催された。
今回の主な協議内容は、昨年一〇月から一一月にかけて実施された教師委員会の神学校問安の報告をもとに協議したこと、二〇〇六年度の新任教師オリエンテーションの概要を決定したことなどである。
新任教師オリエンテーションは六月二六~二八日に天城山荘で開催されるが、その具体的な内容について協議し、決定した。
主題は、「教団の教師として宣教を共に担う」を今回も継続して掲げていくことを確認し、この主題の課題である、日本基督教団の「教師」像を探ること、「宣教」の内容を探ること、宣教を「共に」担うことを踏まえて教団総会議長、副議長、総幹事にそれぞれ発題をして貰う予定である。
しかし、一方で委員会が数年来心を砕いている点は、新任教師の現場での苦悩への配慮である。そこで、今回のオリエンテーションでは、新任教師相互の交わりを深める意味で、各自が担任教師、主任担任教師、教務教師と赴任する形が違い、また、教育委員会から委ねられているキリスト教教育主事として赴任する者も加わっていることを覚えて、それぞれの立場から赴任三ケ月目の声を聞くことをプログラムに盛り込んでいる。更に、「牧会の課題」と題して発題を受けることを計画し、昨年好評だった「牧会講話」も継続してプログラムに加えている。
また、今回の委員会では十分に時間を取ることはできなかったが、女性教師について現状が報告された。これはまだ個人的な段階でのものではあったが、教師委員会が取り扱うことを求められている無任所教師に関する件、隠退教師に関する件などと共に今後の委員会の取り組みへの先駈けとなった。
また、「戒規施行細則」を補うために「教師委員会内規」を定め、総幹事に届けることにした。 (宮本義弘報)