教区設立40周年事業への取組み
高柳竜二
神奈川教区は一九六五年四月一日に東京教区より分離し設立された。昨年二〇〇五年が教区設立四〇周年であった。
遅ればせながら、今年一月の常置委員会において教区設立四〇周年を記念した事業について話し合われた。そこでは、「伝道説教を教区内より公募し選定して説教集を出したらどうか」とか「教区内百七教会伝道所すべてから礼拝説教を出してもらって説教集を出したらいい」などいろいろな意見があった。常置委員および陪席者から「そんなことには反対だ」との意見は誰からもなかった。
話し合いとしては、教区内すべての教会伝道所から礼拝説教を出してもらって説教集を作るということに好意的な意見が多かった。このことが実現できるならば教団一七教区の中でも初めてのことではないだろうか?
日ごろから、諸教会伝道所が主から託された宣教・伝道の業に励み、その中でみ言葉の説き明かしがされている。その一つ一つの主の民の群れの中で語られた言葉が一冊にまとめられることは意義のあることだと思う。
教区総会などでは、宣教理解や教会論についてたびたび議論がされている。そのことが総会の議場における議論だけではなく、教会という場において、どのような宣教の言葉が礼拝において会衆にそれぞれ語られているのかをお互いに知る貴重な機会となる。
さて、この取り組み、結果はどうなるか・・・?
(神奈川教区総会議長)