教会が守らなければ
吉岡 光人
西東京教区では、今年一月に教育部が「CS子ども大会」を企画しました。予想をはるかに上回る約二五〇人が集まったことは嬉しい誤算でした。どの教会もCS/子どもの教会に来る子どもたちの減少という現実に直面しているわけですが、こうして各個教会を超えた交わりを作り、教区全体で教会教育を考えてゆくきっかけになったと思います。
二月には社会部の企画で「二・一一集会」が開かれました。ここ数年、同じ日に複数の箇所で集会・礼拝を行うという方式をとっています。今回は三人の講師がそれぞれの会場で講演をしてくださいましたが、三人の講師の方々の講演を通じて、現在の社会状況の中で、教会はどう子どもたちを守り育ててゆくべきなのか、という課題が一層鮮明に見えてきました。主から託された責任の大きさを感じざるを得ない日となりました。
三月には、教区全体研修会が開かれました。礼拝の中で、「子ども祝福」と「新成人祝福」が行われました。愛国主義的教育が進められつつある現在の政治・社会状況にあって、教会が子どもたちや青年たちを守ることの大切さを強く感じます。「子どもが少ない」、「青年がいない」、という嘆きを聞きますが、教区のような単位で子どもたちや青年を守り育てて行くということも、もっと積極的に考えてよい時期だと思います。
「教区のみんなも君たちのことをいつも祈っているよ」私は式辞でそういうメッセージを送りました。(西東京教区総会議長)