日本基督教団カルト問題連絡会からのお知らせ
救援派(クォンパ)の一派による活動について
過日、とりわけ6月半ばころにいくつかの教会、牧師、信徒のメールやFacebook等に、「グッドニュース○○教会の宣教師」、「○○喜びニュース教会の学生」などから、「インターネット聖書セミナー」、「ZOOM聖書勉強会」などの案内が送られています。
これは、薬事法違反や不動産に関する刑事事件を起こしている破壊的カルト救援派(クォンパ)の一派による活動です。セヴォル号沈没事件で一躍有名となったところですが、日本でもキリスト教系団体と称して活動しており、正体と目的を隠して公共の施設で勧誘するなどの事例が報告されています。
最近では地域教会の主要な牧師の一部が救援派(グッドニュース宣教会)と親しく交流し、他の牧師のメールアドレスを提供している可能性があるとメディアでも指摘されています。
コロナウイルス感染拡大によって、オンライン礼拝を行う教会が増えており、これらの活動に知らずに参加してしまう牧師・信徒が教団の中にも出てくるかもしれません。
これらのセミナーやオンライン集会への勧誘に警戒していただけるようご連絡申し上げます。
なお、いまだ統一協会とその分派による活動が盛んになされたことに心痛め、警戒するものです。カルト問題連絡会は統一原理問題連絡会当時同様に、被害に遭われた方やご家族に寄り添い、力になりたいと考えております。また、統一協会、救援派はじめとして、いわゆるカルトについては、「異端・カルト110番」https://cult110.info/のサイトもご参考にされてください。
2020年7月10日
日本基督教団カルト問題連絡会