【4917・18号】♦ローマ教皇訪日♦ すべてのいのちを守るため

 ローマ・カトリック教会フランシスコ教皇が、11月24日に広島平和記念公園で「平和のための集い」を、25日に東京ドームで「教皇ミサ」を行った。これらの集会に、プロテスタント教会や諸宗教の代表者も招かれた。

 広島の集会では石橋秀雄教団議長も壇上で教皇からのあいさつを受け握手した。教皇はメッセージで、「被爆者は、人種や宗教、あらゆる区別を超えて、共に核兵器の脅威と非道さを世界に訴えることができる」と語ると共に、平和を口にしながら核を武器として備え用いることを容認する者の非倫理性・犯罪性を指摘した。米国の核の傘のもとに安住する日本に覚醒を促すものだった。

 東京のミサには、教団関係者も多く招かれた。5万人の大会衆の歓呼の中、専用車に乗った教皇は、幼い子どもを祝福しつつ場内を一巡したのち登壇。説教では、創世記の初めと山上の説教から、神が造られた世界と命をそのままに感謝と喜びをもって受け入れなければならないこと、自分の命のことだけでなく他者と世界に満ちるすべての命を受け入れて共に生きることに招かれていることを告げた。「おお、主よ、すべてのいのちを守るため、よりよい未来をひらくため、あなたの力と光でわたしたちをとらえてください」との祈りに導かれるものだった。

 日本の、特に若者の間に広がる無視され無価値にされている人々の痛みや孤独を知り、その心に「思い煩うな。神の国と神の義とを求めよ」とのみ言葉の光を届けたいという思いが感じられた。

 最後に、今日の社会における教会の働きとして、傷ついた人々を受け入れる「野戦病院」となれ、と訴えたのは衝撃だった。カトリック、プロテスタントを含めた日本の教会、上からの福音に心を閉ざし冷え込んでいる日本の社会にとって、教皇訪日が、み言葉が語られ、聞かれ、生かされる機会となったことを喜びたい。(秋山 徹報)

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