【4866・67号】人ひととき 柿崎 孝久さん 神さまが育て  用いてくださる

堺の地で創立112年を迎えた堺川尻教会を、初期から支えてきたいくつもの家族がある。代を重ねて教会に連なり続けている者は少なくなっているが、それでも教会と共に生きてきた家族の歴史をもつ人々がいる。柿崎孝久さんもその一人だ。
妻の恵美さんと毎週礼拝を守る柿崎さんは、父方、母方どちらからみても4代目キリスト者であり、祖父の代から堺川尻教会の長老として仕えてきた。幼い頃の記憶は、戦争で焼失した会堂のかわりに祖父母が自宅を開放して守り続けた礼拝の風景だ。祖父母や母の熱心な信仰生活の中で柿崎さんは育った。「だから日曜日の礼拝は当たり前、自分にできることで教会に仕えるのは当たり前という感覚です」と柿崎さんは言う。高校生で信仰告白して教会員となるとすぐに、ガリ版で週報を作ることが役目となり、それは大学卒業後就職のために堺を離れるまで毎週続いた。
しかし一人でがむしゃらに仕えてきた思いはない。いつも教会で共に歩む信仰の友がいた。教会学校で奉仕する仲間、のちに伝道者として献身していった友人たちと共に礼拝を守り続けながら、柿崎さんはガリ版を刷り、また大工道具片手に会堂の整備、付属幼稚園の本棚作りと頼まれるまま、気がつくまま力を尽くす働き手となっていった。
堺に戻って30歳を前に長老に選ばれてからは、営繕に加えて会計やバザーなどの奉仕に惜しみなく力をささげ、今日に至っている。
今は若い世代が育つことを祈り願い、神さまが自分をこのように育て用いてくださったことを思えば、きっとよき働き手を神さまは育ててくださると思う。「自分にできることで主の教会に仕える」。礼拝に押し出されて奉仕に向かう後ろ姿で、そのことを若い人々に伝えている。

1941年生まれ。堺川尻教会長老。教会と共に歩む開花幼稚園の理事長を務める。

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