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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4831号】伝道のともしび この地にある教会としての歩み  遠藤 尚幸

2015年12月5日

主に贖われた人々は帰って来る。とこしえの喜びを先頭に立てて 喜び歌いつつシオンに帰り着く。喜びと楽しみが彼らを迎え 嘆きと悲しみは逃げ去る。
〈イザヤ書35章10節、2013年12月1日(日)新会堂定礎式に与えられたみ言葉〉

 2011年3月11日(金)14時46分。私たちを突如襲った東日本大震災は、未曾有の被害をもたらしました。私は当時、神学生でした。震災当日の夜、不安の中で、学生寮からニュースで流れる映像を見ていたことを思い出します。

 比較的地震に強いと言われる群馬県もその影響は甚大でした。伊勢崎教会旧会堂は、震災後、屋根瓦の破損・剥離、内壁漆喰の離脱、支柱の傾きなどの被害を受けました。検査の結果、私たちは、74年間、この地に建ち続けた会堂を解体しなければならなくなりました。

 震災の翌年11月、私たちは涙を流しながら、解体式を行いました。私たちにそのとき与えられていたみ心は、会堂建築に歩め、というみ心でした。資金が十分にあったわけではありません。兄弟姉妹が祈り合い「新会堂建築献金」を始めました。その後、神様の導きの中で、総工費の半分は、日本基督教団東日本大震災救援募金から支援を受けることが決定しました。残りの半分は、教団からの貸付金と自らの建築献金を用い支払うことになりました。2013年12月1日新会堂定礎式の日より新しい会堂での礼拝が始まりました。現在は、貸付金の返済をしつつ、伝道の歩みを続けております。

 この2年間は、会堂が与えられたことに感謝し、教会員の方々と共に、毎週の礼拝を大切に歩んで来ました。2年間の間に、何年かぶりに伝道集会を行うこともできました。地区の集会も、震災後久しぶりに、私たちの教会で行うことができました。先日は、会堂が与えられて初めて、床のワックスがけを皆で行いました。少しずつ、新会堂にも愛着が湧いてきたように感じます。本当に、恵みに溢れた歩みを続けさせていただいております。

 神様はどんなときにでも、私たちと共にいてくださる。私は、教会員の方々との歩みの中で、そのことを心から教えられました。私が神学校を卒業し、赴任したころは何もなかったその場所に、今では大きな会堂が与えられています。私が来る前は無牧でもありました。会堂がない、牧師がいない。しかし、神様は私たち伊勢崎教会を、今日この日まで導いてくださいました。神様の不思議な導きを思わずにはいられません。

 もちろん、教会としての課題は多くあります。しかし、課題もまた、神様が私たちに与えてくださったものだと信じています。真に小さな私たちですが、今日も一人一人が神様を信じ、主イエス・キリストの十字架の罪の赦しに生きる群れでありたいと思います。神様は必ず、私たちと共にいてくださる。伊勢崎教会だけではなく、すべての教会と共に、主は共にいてくださっています。私たちが経験した通り、苦難は必ず喜びに変わります。私たちはそのことの証人として、この伊勢崎という地において、主イエス・キリストその方を宣べ伝えています。

 皆様の上に主イエス・キリストの恵みが豊かに満ち溢れますように。ただ神にのみ栄光がありますように。(伊勢崎教会伝道師)

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