47:10 お前は平然と悪事をし/「見ている者はない」と言っていた。お前の知恵と知識がお前を誤らせ/お前は心に言っていた/わたしだけ/わたしのほかにはだれもいない、と。
47:11 だが、災いがお前を襲うと/それに対するまじないを知らず/災難がふりかかっても、払いのけられない。思いもかけない時、突然、破滅がお前を襲う。
47:12 まじないと呪文の数々をもって立ち向かえ。若い時から労して身につけたものが/あるいは役に立ち/それを追い払うことができるかもしれない。
47:13 助言が多すぎて、お前は弱ってしまった。天にしるしを見る者、星によって占う者/新月によってお前の運命を告げる者などを/立ち向かわせ、お前を救わせてみよ。
47:14 見よ、彼らはわらにすぎず、火が彼らを焼き尽くし/炎の力から自分の命を救い出しえない。この火は体を温める炭火でも/傍らに座るための火でもない。
47:15 呪文を若い時から労して身につけ/売り物としてきた者すら、この様だ。彼らはおのおの勝手に迷って行き/お前を救う者はひとりもいない。