7:37祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に、イエスは立ち上がって大声で言われた。「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。
7:38わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」
7:39イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている“霊”について言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、“霊”がまだ降っていなかったからである。
7:40この言葉を聞いて、群衆の中には、「この人は、本当にあの預言者だ」と言う者や、
7:41「この人はメシアだ」と言う者がいたが、このように言う者もいた。「メシアはガリラヤから出るだろうか。
7:42メシアはダビデの子孫で、ダビデのいた村ベツレヘムから出ると、聖書に書いてあるではないか。」
7:43こうして、イエスのことで群衆の間に対立が生じた。
7:44その中にはイエスを捕らえようと思う者もいたが、手をかける者はなかった。
7:45さて、祭司長たちやファリサイ派の人々は、下役たちが戻って来たとき、「どうして、あの男を連れて来なかったのか」と言った。
7:46下役たちは、「今まで、あの人のように話した人はいません」と答えた。
7:47すると、ファリサイ派の人々は言った。「お前たちまでも惑わされたのか。
7:48議員やファリサイ派の人々の中に、あの男を信じた者がいるだろうか。
7:49だが、律法を知らないこの群衆は、呪われている。」
7:50彼らの中の一人で、以前イエスを訪ねたことのあるニコデモが言った。
7:51「我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめたうえでなければ、判決を下してはならないことになっているではないか。」
7:52彼らは答えて言った。「あなたもガリラヤ出身なのか。よく調べてみなさい。ガリラヤからは預言者の出ないことが分かる。」