日本キリスト教協議会（NCC）部落差別問題委員会では11月15日(土)、東京・墨田区の被差別部落フィールドワークを行ないます。これは部落差別をなくすことを目的に企画しています。連続講座・第3回目は、と場から出る原皮が、皮革工場で皮革となることから具体的に考えます。皮革工場では皮（スキン）を鞣して革（レザー）を生産します。鞣しとは、皮のコラーゲン繊維を鞣し剤（鉱物や植物ポリフェノール）で架橋して、水を抜いて乾燥させると腐らない革になることです。その素材が被服や皮革製品となります。また、副産物の裏革はコラーゲン（膠、ゼラチン）製造の原料になります。そして、美容、健康、食文化、伝統工芸などに社会的・文化的役割を果たしています。この講座では、産業・教育資料室きねがわ（http://kinegawa.com/index.html）の見学を通して、皮革と私たちの暮らしと文化、そして、部落差別の解消を考えます。

日時：2025年11月15日（土）　午前9時30分〜16時
場所：産業・教育資料室きねがわ
集合場所：午前9時30分 / 京成線「八広」駅・2階改札口
参加費：1,000 円（参加・資料代）
定員：20 人（申し込み・先着）
申し込み：NCC 部落差別問題委員会へ
名前、所属、住所、 電話、メールを明記してメールで nccbdic☆gmail.com へお申し込みください。 
※☆を＠にかえてください

日程
10:00
1木下川地区の産業と同和教育
岩田明夫(東京都同和教育研究協議会元会長 /木下川資料運営委員会)(50 分)
2ビデオ上映「木下川の皮革工場をみるー皮を革に変える―」(20分)
企画 木下川資料運営委員会

11:10　休憩 (10 分 )
11:20
3皮革の街フィールドワーク (40 分 ) 皮革工場見学

12:00　昼食 (ベルクスで各自購入)

13:00
4資料室展示見学 (30 分 )
岩田明夫(東京都同和教育研究協議会元会長 / 木下川資料運営委員会)
13:30
5木下川地区の歴史と部落解放運動 (30 分 ) 藤本忠義(部落解放同盟墨田支部書記長)

14:00　6皮革工芸体験・タッセル作り (30 分 )
14:30　休憩 (10 分 )
14:40　感想・懇談 (20 分 )

15:00　産業・教育資料室きねがわから関東大震災時 韓国・朝鮮人殉難者追悼之碑へ移動 15:30　関東大震災時 韓国・朝鮮人殉難者追悼之碑見学

主催 日本キリスト教協議会 部落差別問題委員会 新宿区西早稲田 2-3-18-24