日本基督教団と協約を結ぶ、アメリカ合衆国長老教会(PCUSA)の第226回総会(2024年7月開催)で採択された議案を掲載します。
キリスト教シオニズムへの加担の告白について
(On Confessing our Complicity in Christian Zionism)
PCUSA第226回総会(2024年)において、総意により承認[INT-05]号
2004年に承認されたクリスチャン・シオニズムに立ち向かう決議を更新し、拡大する。具体的には、神学・編成・伝道局を通じて総会に対し、以下のことを呼びかける。
1.付録A - 2004年のクリスチャン・シオニズムの拒絶に関する決議を参照。
2.あらゆる形態のクリスチャン・シオニズムの拡大している事実を認めること。
B.PCUSAの2004年の方針以来のクリスチャン・シオニズムの拡大について、以下の事柄を含めて論じる研究文書を発行する。
1.2004年以降のイスラエルとパレスチナに関する総会決議の記録を提供する。
2.2004年の決議以来、クリスチャン・シオニズムの危険性がどのように拡大されてきたか、特に以下の事項を取り上げる。
a.キリスト教が聖書の「約束の地」に関する聖書の見解と、イスラエル国家を暗黙のうちに、時には明示的に結びつけている方法
b.イスラエルを聖書に記された王国としての単純に焦点を当てるキリスト教シオニズムの世界的な広がりおよび採用
c.紛争や占領ではなく、〈発見の教義〉言及した入植者植民地主義に対する理解の増大。これは、キリスト教シオニズムとのつながりに気づかないまま、主流派のキリスト教徒や他の信仰を持つ人々がそれに加担してしまうあり方を示している。
C.総会に対し、キリスト教シオニズムの広がりにそれぞれの文脈で対抗し、経験と資源を分かち合う空間を作っている世界中のパートナーと協力するよう、世界宣教局を通じて呼びかける。これには、キリスト教シオニズムが広がっている米国、アフリカ、アジアのパートナーと共にイベントを開催することが含まれる。
D.パレスチナとイスラエルのすべての人々のための完全かつ平等な人権を伴う公正な平和を提唱するよう、信仰を持つ人々に呼びかける。