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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

「新型コロナウイルス感染症に伴う注意喚起について」(第三信)

2020年4月10日

「新型コロナウイルス感染症に伴う注意喚起について」(第三信)

2020年4月10日

日本基督教団 総会議長 石橋秀雄

総幹事  秋山 徹

「わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。」

(ヤコブの手紙1章2節)

主イエス・キリストの受難をおぼえ、復活の喜びへ向かっているこのとき、政府より「緊急事態宣言」が出されました。新型コロナウイルスによる感染拡大が深刻さを増して来ました。各教会・伝道所、そして、懸命に牧会されている教師、真摯に礼拝をささげ教会を支えておられる信徒の方々におかれては、苦しい日々が続いておられることと思います。

わたしたちプロテスタント教会は、御子キリストを十字架に架けられるほどに愛してくださった神の愛に応えるために、いかなるときにあっても、一人ひとりが、礼拝をささげることによって信仰を守って来ました。礼拝に『信仰の命』があります。

しかしながら、今や、その礼拝が、新型コロナウイルス感染のリスクによって脅かされています。神の愛に応える尊い行為そのものが、“ウイルスの感染”に繋がる危険が生じています。この危険を避けるために、これまでのように礼拝堂など一つの箇所に集ってささげることが、果たして相応しいのか問われる事態となっています。

命の主である神のみこころに従い、今わたしたちは、この恐ろしいウイルスを感染させないためのあらゆる手段をとり、教会・伝道所が、新型コロナウイルスの感染源とならないようにしなければなりません。症状はなくとも、既に一人ひとりが感染源であるかもしれないのです

よって、以下のことを、強くお願いします。

1.  新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、感染の危険が高まっている地域の教会・伝道所では、極力、教会に集わない方法で礼拝をささげることを講じてください。

とくに、高齢の方、基礎疾患のある方は、自宅で礼拝をささげるようにしてください。

2.  自宅で礼拝をささげることも、他者にウイルスを感染させないという意味で「神の愛の業」です。

3.  牧師と伝道師は、自宅礼拝をささげる人が、霊的に孤立することがないように努めてください。

オンラインによって礼拝を中継したり、電話などを使って、牧会的配慮をしてください。

*以下にオンラインで礼拝をささげられる方法を掲載しているサイトを紹介します。

教会に集う若い人々が立ち上がってくださいました!

https://covid19jc.com/

4.  牧師と伝道師をはじめ、教会の命を守るために働く人々を、祈りをもって支えてください。

わたしたちの罪を赦される『愛と命の神であるイエス・キリスト』に招かれている一人ひとりは、霊によって堅く結ばれています。教会に直接に集まらなくても、わたしたちは神を礼拝することができ、神の愛に応えることは可能です。今、教会に求められていることは、新型コロナウイルスという世と人々を引き裂く“悪しき力”に打ち震えている人々のために真摯に祈る群れとなることです。方法はいくらでもあります。今こそ教会は、知恵と力を結集するときです。

地域の感染状況によっては、上記のとおりの対応が必要ではない教会・伝道所もありましょう。

その場合は、苦闘している教会・伝道所をおぼえて礼拝をおささげください。そして、祈りの支援を送ってくだいますようお願いします。

今このときも、ウイルスの感染による病に罹り苦しむ人々のために、治療と防止にあたっている尊い働き人のために祈ります。

お知らせ,新型コロナウイルス感染拡大の渦中で
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