多くの人たちの思いを受けて
佐治 一路さん
株式会社アイ・パブリッシング社長の佐治一路氏は5代目クリスチャン。祖父・山北多喜彦牧師が牧会し、両親が属する三崎町教会に小学6年生まで通う。一時は教会を離れたが、叔父・山北宣久牧師に誘われ高校1年生で聖ヶ丘教会にて受洗。現在は再び三崎町教会で教会生活を送る。
半導体事業を生業とし、国内と米国の企業に勤めた後、36歳でIT事業を立ち上げた。米国大手企業の技術サポートにも従事し、現在は20〜30人規模の事業体で大手の製品開発の黒子的役割を担う。
60歳になり「今まで利益の追求に集中してきたが社会に還元できることはないか」との志が与えられる。そのさなか教団出版局の窮状を知らされた。助けを乞われ、一部を除いた出版局の事業を引き継ぐことを決断。当初は自身の会社の一部門にすることも考えたが、事業の公共性に鑑み、また様々な人が携わってこそよい出版物を生み出せること、それでこそ次代への継承もなされていくと考え、独立した新会社の設立に至った。
今後の展望としてまず『信徒の友』『こころの友』の新しい形での継続を佐治氏は明言。地方の小規模教会から「『信徒の友』が唯一の情報源」という声も聞かれるという。そこで、現行路線を受け継ぎつつ、他教派に視点を広げる。また教会音楽などのキリスト教文化のコンテンツも盛り込んでいきたいと語る。さらには今秋に向けて新刊書籍発行の準備もしている。
また新しい文書伝道の形としてデジタル化にも取り組む。他のキリスト教出版社も相乗りできるプラットフォームや、聖書と讃美歌を文字と音声で利用できる等さまざまな機能のアプリ「わたしの礼拝」(仮称)も開発中だ。
多くの人々の思いを受け、リーダーシップをもって新たな文書伝道に仕えていく。






