「運動の輪を広げよう」をテーマに
「隠退教師を支える運動」全教区推進協議会が10月18日、教団会議室において対面23名、ズーム7名の参加、テーマを昨年度に引き続き「運動の輪を広げよう」を掲げて開催された。
協議会に先立ち開会礼拝が捧げられ、網中彰子総幹事から、マタイによる福音書7章13〜14節を通して「命に通じる門」と題する説教を聞き、励まされて協議会へと移った。
初めに推進委員、17教区推進員、陪席者の紹介、雲然俊美教団総会議長より当協議会への心温まるメッセージが朗読され、2023年度事業および決算報告、2024年度計画額について山田昌人事務局長より報告がなされた。また中川義幸年金局理事長より教団年金の近況(昨年度決算報告等)を伺い、質疑応答をもって午前のプログラムを終了した。
午後の全体協議に先立ち、滝川英子、小笠原務両推進委員より発題がなされた。滝川委員は33年間にわたり、この運動に誠実に仕えてこられ、健康上の理由により今総会期をもって退任する。その長きにわたる諸活動の中で隠退した先生方、ご遺族の方への深い感謝と老後の生活を少しでも支えたいとの信徒の責任を諄々と語った。小笠原委員は昨年度実績データをもとに、運動の進め方を力強く語った。
その後、各教区・支区推進活動の報告を推進員より受け、午前中に指摘された諸課題−献金額減少・参加教会・伝道所の伸び悩み、後継者育成等−を踏まえ今後の運動に対する方向が与えられた。第一にこの運動に対する想いを、教区・支区総会、各種集会等機会あるごとに伝えていくこと、第二に教区内の推進員が孤立せず理解ある方々と連携しながら進めていくこと、特に教師のご理解、協力が必要なこと、何よりも大切なこととして共に祈ることを確認した。
隠退教師を支える運動「私たちのビジョン」を唱和、閉会祈祷会をもって散会した。
(鈴木秀信報)