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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5013号】能登半島地震報告(2面)

2024年1月27日

祈りと献金をもって支援を

 能登半島地震で被災なさった皆さまのお体が守られ、大切な存在とかけがえのないものを失った方々の悲しみが癒されますようお祈りいたします。
 教団は1日に救援対策委員会を設置し、2日に雲然俊美議長が緊急役員会を開きました。社会委員会が募金を開始し、教団ホームページに情報を掲載しています。海外諸教会からも祈りとメッセージと献金が届いています。今後も中部教区の要請に応えて支援していきます。
 被害状況は中部教区のホームページより一部を時系列で記します。

《1日〜2日》
 輪島教会は近隣の道路がひび割れ、会堂の一部が倒壊、牧師館の隣の家が倒壊し、壁に穴が空いています。
 富来伝道所は立っていられないほどの激しい揺れと地響きが起こり外の給湯器(エコキュート)が倒れ会堂内に物が散乱。道路も隆起し、地割れと土砂崩れが起きています。
 七尾教会は外壁の亀裂や内壁の剥がれ、落下、亀裂があり隣接する幼稚園も同様です。周辺の民家の皆さまの家の状態が悪く、避難所もいっぱいのため、七尾幼稚園が臨時の避難所となっています。実質的には教会の礼拝堂も避難所になっており約100人の方が宿泊しています。施設の特徴からご高齢の方、お身体のご不自由な方の避難所として割り当てられています。職員室、園長室、牧師館は中が大変なことになっていますが、避難所の機能を維持するため、そちらを優先しています。地域の方が中心になって避難所機能を維持してくださっています。

《3日》
 中部教区では、原則的に教区が定めた災害マニュアルに従って対応を進めています。被災地への連絡等は控えて、被災された方々への配慮をお願いしています。能登半島へ向かう道路は、所々で寸断され、金沢から輪島まで、通常2時間くらいの所、10時間かかったという情報があります。震度5強程度の余震も続いています。現時点で現地へ行くことは緊急車両や災害救助の妨げともなるので、お控えください。
 七尾、羽咋、恵泉のいずれの教会も電気は通っていますが断水が続いています。七尾、恵泉は敷地内に井戸水があり、それをトイレなどに使っているとのことです。

《7日(日)主日》
 「朝10時半から、避難所の廊下で輪島教会の新藤豪牧師他教会員2名、聖書教会の方1名あわせて4名で詩編46編2〜4節を読み共に祈りを合わせ、主の祈り、頌栄をアカペラで歌いました」。
 「七尾教会の主日礼拝出席者は7名。礼拝堂にて礼拝を守り、聖餐式も守ることが出来ました。感謝でした。その後開かれた長老会でも祈りを合わせました」。
 教団が行う人道的支援については様々な可能性を探りつつ検討中です。
 例えば北陸学院と共に子どもの支援プログラムを計画するなど、提案、意見が交わされています。具体的な企画と実行はまだ先となります。今しばらく教会再建と被災者の皆さまの心と体が守られますよう祈りと献金に力を注いでまいりましょう。

(網中彰子報)

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