経費の抑え込みにより、22年度決算は差損を回避
第2回予算決算委員会を監査委員会と合同で6月20日に開催した。網中彰子総幹事、道家紀一総務幹事、大三島義孝財務幹事より幹事報告がなされた。
はじめに22年度決算に関する件を扱った。経常会計の当期収支差額は、717万3572円 の差益となった。本体事業の状況を示す事業活動については収入が2億6734万5146円、支出は2億6532万9893円となり、収支は201万5253円の差益であった。また収益事業会計の事業活動収入は1345万7101円となり、執行率78.6%と大きく目減りした。未収になったままの「会館室料」は、収益事業会計のキャッシュフローの状況を厳しいものとしている。未収金対応を前提に、決算報告を承認した。
次に、23年度補正予算に関する件を扱った。出版局業務改善のための支援シュミレーションソフト導入費用の2200万円を、特別会計6の「遺贈特別会計」から無利息・10年の設定で貸し出すことが、責任役員会及び常議員会で決議されたことも考慮し、この費用も加え23年度第1次補正予算案を承認した。次に、部落解放センター、年金局の決算報告を扱った後、教団出版局決算に関する件を扱った。当初事業計画では売上高2億8900万円を目標としたが、目標を下回り2億8074万4166円となった。当期純利益は853万円となり、121万円の増となった。貸借対照表では、現金預金が3031万686円となり、前年比1577万7122円減となったことが懸念される。業務改善プロジェクト支援シュミレーションソフト導入の経費1900万円が2200万円に増額になった経緯の報告がなされることを条件に承認した。この後、教団の各センターの決算を取り扱った。
(田村毅朗報)