主に仕え、喜び歌って御前に進み出よ
東海教区議長
宇田 真
2020年春から始まった新型ウイルス感染症の拡大により、東海教区内諸教会・伝道所も、また、教区も大きな影響を受けました。諸教会・伝道所では、主日毎の礼拝をどのように守るかということが大きな課題になりました。
またこの影響を受け、2020年度も、2021年度も、これまで東海教区が大切にしてきた伝道協議会や信徒修養会、また婦人研修会などの多くの集会が、延期もしくは中止を余儀なくされました。それでも、この新型ウイルス感染症の影響を受けた期間は、「教会」に連なる者として、共に主なる神の御前に集められ、御言葉によって養われることのかけがえのなさを痛感させられる時となりました。
この経験をとおし、東海教区では、神により召し集められていることの喜びをより確かにすることが必要と考え、2022年度より「神の救いの御業の成就」(私たちの喜びと希望)を目標とする『東海教区第二次五カ年計画』を開始しました。これは「神の恵みの選び」について告白する『日本基督教団信仰告白』を基本とするものですが、2022年度の主題は「恵みにより召されたる者の集いとしての教会」で、この主題のもと、延期や中止となっていた教区や分区の多くの集会が行われました。
ただ、東海教区でも、2010年度以降、負担金収入が毎年減少するという厳しい財務状況が続いています。そのため教区の活動を維持するためには、さらなる工夫が求めらる状況ではありますけれど、『東海教区第二次五カ年計画』の目標と各年度の主題を基として、共に「キリストの体なる教会をたてる」ことに励む教区でありたいと願っています。
(東海教区議長)