総幹事としての務めを今年3月末をもって終えます。18年4月からの4年間に、西日本豪雨、岡山・広島の台風被害、熊本・大分大地震、福島沖地震など大規模な自然災害が続き、その都度、救援事業に教区や教会と連携しながら取り組みました。
20年春からは世界的なコロナパンデミックによって社会のあり方が劇的に変わり、各教会が懸命に礼拝や諸集会の持ち方、牧会に苦闘する中で、教団の各委員会等の働きはほとんどがネット会議になり、ネット環境の整備や会場の設定の仕方等、教団の本部機構としての業務に対応を迫られました。教団総会も2度にわたって延期となり、議論を重ねてきた機構改定の課題も停滞を余儀なくされていますがやっと対面での総会ができ、新しい執行部体制と各委員会の働きが動き始めています。
未解決の課題が山積する中でバトンを次の世代に引き渡していきます。教会の宣教手段や宣教環境がコロナの状況によって劇的に変わっていることを感じさせられています。これから世界はどうなっていくのか、この中で教会、教団はどのように宣教の道を切り拓いていくのか。「主を喜びとすることこそあなたがたの力」、全教会が地上的な見通しから得られる希望ではなく頭であるキリストの導きに心を合わせて従う歩みとなるように、執りなし祈る仕事がこれからの私の課題となります。
(教団総幹事 秋山 徹)