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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4987号】人ひととき(4面)

2022年12月10日

つながり

三本木教会教会員
上原 惠さん

 上原惠さんは福岡県筑紫野市二日市で生まれた。幼いころに母親が受洗し、共に教会に通っていた。その後、神奈川県に家族で移住し、愛川伝道所に通うようになる。教会学校のスタッフになってほしいと言われたことをきっかけに、1979年8月に行われた「第7回教師の友セミナー」に参加したことで、他の参加者のキラキラした姿に感動し、受洗を決意、翌年のイースターに洗礼を受けた。
 結婚後、お連れ合いの故郷である青森に転居、三本木教会にはこの頃から通うようになった。青森で過ごす中で、夫婦別姓を選び、そのために事実婚に切り替え、上原姓に戻す(子の三人は栗山姓、末子が上原姓)。
 奥羽教区青年会連合での活動をはじめ、地区や教区で様々な経験が出来たことにより、教会生活そのものが広がり、今の自分につながっていると語る。
 現在は三本木教会立認定こども園ひかり保育園の園長を勤め上げ、今年3月に任期を終えた。フリーとなってからは、居住地の五戸町において地域のために働いている。特に、手話言語条例制定に伴い、町からの依頼を受け、手話サークルとして五戸町の様々な施設で、手話体験や講習会などの啓発活動を企画運営している。手話との出会いは愛川伝道所時代に町主催の手話講座を受講したことによる。この出会いがこれまでの働きに影響を与え、園長時代には障がい児の受け入れを広げることにつながった。手話を通して、単純なコミュニケーションだけでなく、人に寄り添い、つながりを作ってきた。
 また手話を教えることは、コミュニケーションが出来る人を増やし、人と人とをつなげていくことだ。そんなつながりを作ることもまた、キリストの祈りのうちにあることだと思う。

教団新報
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