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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4985号】源流を知り、 将来を望む(4面)

2022年11月12日

 富士見町教会の案内リーフレットの略沿革の最初に、こう記されている。「1886年植村正久が麹町に『一番町基督教講義所』を開設。1887年J・P・モール宣教師の番町教会が合流し『番町教会』を設立」。この1887年を教会創立年とし、植村正久を創立者としているが、植村の集会と共にモール宣教師の教会も富士見町教会の源流だ。モール宣教師は仙台神学校(現東北学院)に転任となり、植村の集会と合同するが、植村牧師の集会よりもモール宣教師の教会の方が教勢的には大きかった。
 モールは、アメリカのドイツ改革派教会が派遣した二人目の宣教師で、一人目が「ハイデルベルク信仰問答」を日本語に翻訳したアンブローズ・グリング。この二人は同じ改革派でありながら、両極端と言われるほどに、それぞれ違った伝道論を持っていた。思い切り単純化して言えば、グリング宣教師はいかにも改革派のガチガチ、モール宣教師はブロードで、神との生きた出会い・回心をした者にはすぐにでも洗礼を授けるべきと考えた。富士見町教会の源流はこのような宣教師の教会だということは興味深い。
 日本のプロテスタント伝道は第二世紀半ばだが、まだまだこれからだ。回顧的・懐古的関心からでなく、将来を望むために源流を知ることは、希望と展望を新たにしてくれる。
(教団総会副議長 藤盛勇紀)

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