教師養成制度検討委員会の第8回委員会が8月17日、第9回委員会が10月13日、いずれもオンライン会議として開催された。委員長=菅原力、書記=東野尚志、委員=石橋秀雄、岡本知之、古旗誠、協力委員=小宮山剛。
第8回委員会は、当初、4月13日に開催の予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大のため流会となり、改めて、8月にオンラインでの開催となった。前回委員会から半年の間が空いたが、継続審議中の「日本基督教団の教師論」を巡り、原案をもとにして意見交換を行った。
第9回委員会においても教師論の本文の検討を継続し、委員会としての最終案を作成の上、これに前文を付して常議員会に報告し承認を求めることとした。その後、オンライン上でのやり取りを経て、文章を確定した。
当委員会は、教師養成制度検討会議による「答申書」(2014年2月3日)をもとにして、その具体化を進めるべく設置された。以来、教団関係神学校を訪問しながら、教団の教師養成について検討を重ねる中で、教団がどのような教師養成を望むのかについて、「教団の教師像」を明らかにすることの重要性を認めるに至った。
そこで、職制論全体の枠組で考えるのではなく、教師養成の必要に限定し、教団の信仰告白と教憲が描いている教会論を踏まえ、教団の教師として欠かすことのできない基本線を示すために、教団信仰告白と教憲に立脚する「教師論」を文章としてまとめた次第である。
当委員会としては、常議員会の報告において、委員会作成の「日本基督教団の教師論」を提示、承認を受けた後、他の関係委員会(教師検定委員会、教師委員会)にも提示し、これをもとにして関係神学校との協議を進めていくこととしている。(東野尚志報)