5月19〜20日に開催が予定されていた第75回奥羽教区総会は新型コロナウイルス感染症流行の中で書面決議によって議案が審議された。
奥羽教区内においても感染者が確認される中、集って総会を開催する可能性を検討したが、例年通りの開催は、感染拡大リスクが高いと判断せざるを得なかった。
4月15日付で書面決議を実施すること(教区規則の運用停止)の賛否を問う議決権行使書を総会正議員宛てに発送し、返送のあった97名全員の賛成を得て書面決議にて議案を取り扱うことが承認された。
次いで各議案の賛否を問う議決権行使書を発送し、2020年度宣教計画案、2020年度経常会計予算案・負担金割当案を含む全議案が正議員過半数の賛成を得ていることが常置委員会において確認された。以下当初の審議予定から変更せざるを得なかった議案について記す。
①第42回日本基督教団総会議員選挙については、教規規則施行細則に基づく、予備投票〜本投票という形式をとることが困難なため、教規第3条②を準用し、第73回奥羽教区定期総会(2018年5月開催)において選出された教団総会議員の任期を延長することを提案し、承認された。
②書面決議が行われる中で各議案についての議論を行うことが出来ないため、議員提出議案について次期総会への継続を常置委員会より提案することとなり、承認された。
③2名の准允受領志願が承認された。准允の執行について常置委員会に委任することがあわせて承認されたことに伴い、志願者の赴任予定教会にてそれぞれ准允を執行し、同日就任式を執り行うこととなった。
集うことが出来ないという痛みの中で、各議案について受け止め、応答してくださったすべての方々に感謝したい。(松浦裕介報)