【4724号】能登半島地震被災 七尾教会会堂 献堂式…能登の喜びを東日本大震災に…

東日本大震災による被災教会の状況が明らかになって行く中で、能登半島地震被災教会の七尾教会会堂献堂式が、429日行われた。

献堂式には、内藤留幸総幹事、高橋潤・中部教区議長、疋田國磨呂–関東教区議長、富山、石川地区諸教会の教職・信徒、北陸学院関係者など県内外から125人が出席した。

釜土達雄牧師は説教で、「会堂を求める信徒の祈りに主は応え、許して下さった。だが、建物は神にとって必要だったのではない。今日の御言葉(列王記上91?5)で、神はソロモンの宮殿に住むといわれたのではなく、『聖別し、わたしの名を置く』といわれた。キリストの教会といわれるが、会堂は、集り祈るため私たちに必要だった。主はこれを良しとして、建てさせて下さった。会堂を父なる神に献げ、正しい礼拝を守り抜く決心をしたい」と力強く述べた。

新装成った会堂は、鉄筋コンクリート2階建て延べ313㎡、総工費5800万円。春の陽光に映える綺麗な会堂が誕生したが、旧会堂と同じデザインのため、久方ぶりに訪れる人は、旧会堂を改修したかと思う人がいるかもしれない。

07325日の能登半島地震で七尾市は震度6強だったが、会堂は一見、被害軽微に見えた。ところが、専門家の診断は、ブロック造りで亀裂・歪みが生じ、次の大地震には倒壊必至のため建て替えだった。七尾教会は、1908年、能登半島伝道の拠点として設立された歴史ある教会だが、市の繁華街一本杉通りの当初の地から、1961年、現在の小丸山公園そばに移り、瀟洒な会堂を建設した。以来50年、厳しい状況の中で教会を支え伝道を続けて来た人たちには、旧会堂への愛着絶ち難く、「建て直すなら同じデザインにしよう」でまとまった。ランプシェードも古いものをそのまま使った。今回の工事で、隣接の付属幼稚園一部を改修し、教会2階が幼稚園と連結して集会室となり、献堂式終了後ここに会場を移して、祝いの会が始まった。

挨拶に立った内藤総幹事は、「立派に再建された会堂は、七尾教会の喜びだけでなく、祈りのこもった献金を献げた全国の信徒にとっても大きな喜びだ。献堂式の最中、いろいろな思いが錯綜していた。地震、津波、原発事故の3重苦に苛まれた東日本大震災で被災した教会と信徒のことである。何らかの被害を受けた教会は70にのぼる。復興にはかなりの年月を要するだろうが、七尾教会の再建は、東日本大震災の被災教会にとって大きな励みになるだろう」と述べた。

続いて立った高橋・中部教区議長は、「能登の伝道の灯火を消してはならないという願いが、全国に響いてここまで導かれた。祈りの力があると宝がついてくることを今日実感した。主のみわざを見るために、これから祈りを結集して東日本大震災の復興に力を合わせて行きたい」と挨拶した。

「羽咋教会出身という立場からここに駆けつけた」と前置きした疋田・関東教区議長は、「中越、能登半島地震と相次いだ大地震で、神はあらゆる境遇に対する道を与えて下さることを実感した。東日本大震災は、レントの中の大地震だった。主はその苦しみを十字架に背負って下さる。復活の主を私たちは戴いている。教団が力を合わせて東日本大震災の復興に尽して行きたい」と述べ、出席者の誰もが七尾の喜びを東日本大震災につなげようと誓い合った。

能登半島地震被災教会でただ一つ残っている羽咋教会会堂の再建は、イースター翌日、工事が始まり今年度中に完成。来春に献堂式が行われる。

(永井清陽報)

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