【4873・74号】伝道のともしび ひとつのことを主に願う

 2017年9月3日、私共の教会は創立119周年の記念の礼拝を守った。ディサイプルス派の流れをくみ1898年マデン宣教師によって福音の種が蒔かれ、しばらく信徒宅で伝道がなされた。やがて今の福島市新町に1928年W・Mヴォーリズ氏の設計により会堂が建てられた。会堂は築89年を迎える。119年、伝道の業がとぎれることなく今日まで導かれていることは大きな恵みである。

 あの東日本大震災から6年9ヶ月が経った。特に震災から今日までの教会の歩みを振り返りつつ、いくつかの点にふれたいと思う。2011年3月11日、震度7弱、礼拝堂は四方八方漆喰壁が崩れ落ち、ひたすら片付けに追われ、やっと3月13日、主日礼拝を捧げた。はたして何名礼拝に出席されるだろうかと案じていたが、22名(いつもは26名前後)もの方が出席。皆さんが励んでいらしたのに驚いた。「よくぞ、困難な中、おいでになられた」と感謝で一杯だった。午前10時20分からの礼拝、その途中、余震が度々あった。礼拝堂の扉は開け放たれ、逃げ道を確保しながら。そのような状態で礼拝を守った。関東大震災の時作られた聖歌397「とおき国や」の歌を、震災後、何度も歌った。「慰めもてながために、慰めもてわがために、揺れ動く地に立ちて、なお十字架は輝けり」、あの日の礼拝の光景は一生忘れないだろう。

 その後、礼拝堂の存続についての問題である。甚大な被害を受けた会堂は、どうなるか不安であった。約1ヶ月半後に、ヴォーリズ設計事務所や教団より木下滋雄氏が建物診断に来て下さった。修復可能ということで一気に修復のため会議を重ね約1年1ヶ月という長期に亘って、会堂の大修復工事が行われた。ほとんど元のままの状態に修復された。2012年11月25日、会堂修復感謝礼拝を捧げた。約2000万円という大事業であったが、教団から850万円の支援金をいただき、借入金も後5年で返済完了の予定である。教団、教区、多くの教会の方々から献げていただき、感謝であった。

 2011年の年頭に与えられた聖句は「嘆きの谷を通るときも、そこを泉とするでしょう」(詩84・7)であった。眠れないどん底の日々もあったが、この聖句を握りしめ、必ず主は修復して下さることを信じ祈った。また、先日の創立119周年記念礼拝で語った御言葉は「ひとつのことを主に願い、それだけを求めよう。命のある限り、主の家に宿り 主を仰ぎ望んで喜びを得 その宮で朝を迎えることを」(詩27・4)であった。私たちも主日礼拝ごとに、この修復された礼拝堂で御言葉を聴く恵みをかみしめている。

 119周年記念礼拝で1人の姉妹がキリストを信じ洗礼を受けた。教会員一同大きな喜びに溢れた。震災後、福島の地は、原発事故後の問題をかかえているが、宣教の業がなされるよう喜びをもって仕えていきたい。(東北教区・福島新町教会牧師 瀧山勝子)

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