教師委員会の働きは教規によれば、①教師養成機関に関する事項、②教師の育成、研修および留学などに関する事項、③教師の人事交流に関する事項、④教師の戒規に関する事項、とあります。どれもが重要な事項ですが、特に委員会が喫緊の課題として検討しているのは、②の「教師の育成、研修」ということです。教団がたてた一人の教師が主のご委託に応えて歩んでいくためには、主の導きの中で、さまざまな形の学びや支えが必要でありましょう。その一つの大事な柱として、教師の継続教育、生涯教育ということがあります。それは教団という教会の欠くことのできない、大切な事柄です。教団は過去において、教師夏期講習会、牧会者共同セミナーといった継続教育に取り組んできましたが、さまざまな事情からそれらは現在行われていません。地区、教区、各神学校をはじめ、さまざまな形での研修の取り組みが現在行われていますが、同時に、教団としての教師の継続教育が求められていると言えます。
現在、伝道推進室主催で教師の継続教育の取り組みが続けられています。これらの蓄積を活かしつつ、今後、教師になって10年までの教師を対象とする10年研修、さらには20年研修といったものも視野に入れ、教団の教師の継続教育の場をつくっていくことが教師委員会の大きな課題だと言えます。(菅原 力 教師委員長)