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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4852 ・53号】▼世界宣教委員会▲ 川合望宣教師派遣式 パイン合同メソジスト教会へ派遣

2016年12月17日

 10月7日、教団会議室において世界宣教委員会主催で川合望宣教師の派遣式が行われた。司式は加藤誠幹事、説教は村山盛芳委員が担当した。当日は教団の世界宣教委員の他に、支援会や川合宣教師が3月末まで牧会していた金沢八景教会からも出席者があった。川合宣教師はビザがおり次第、米国カリフォルニア州サンフランシスコにあるパイン合同メソジスト教会の日語部に赴任する予定。

 パイン合同メソジスト教会は、1870年代に渡米した日本人青年を中心に教会設立の機運が高まり、1886年に創立された。現在は、英語を話す人たちが中心の教会であるが、英語部と日語部の二つの部がある。川合宣教師は、日語部に派遣され、サンフランシスコの日系社会に向けての働きが委ねられる。同時に近隣の日本人牧師と協力しながら、カリフォルニアのベイエリア全体の日本語宣教を担うことも期待されている。米国のメソジスト教会も教会員が高齢化しており、日本人移住者の減少が進み、日本語を話す牧師の招聘が困難になってきている。そのような厳しい現実の中、川合宣教師の働きが祝されることを心から願っている。

 前任者の近藤誠宣教師が任期満了で春に帰国、間を置かずに宣教師を派遣するために準備がなされてきたが、派遣式の時点でまだビザが発行されていない。「9・11」以降米国のビザの取得が難しくなっているのだが、派遣が決まって年度末で前任地を辞して時を待つ思いは、想像を絶するものがあるだろう。この時期をどのように過ごすかは、宣教師自身や支援会だけでなく、世界宣教委員会も担うべき事柄ではなかろうか。現地教会が働き人を求め、教団や教会の要請があり、それに応えて宣教師を送ることは、日本基督教団の大切な業である。宣教師の働きを覚えて祈り支えてもらいたい。(村山盛芳報)

教団新報
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