【4844号】人ひととき 片岡 暁伸さん 「福島から」の出発

 いまも9万人超の人々が県外避難する福島へ移住し、月に一度、福島から取引先のベトナム、東京へ出かけてゆく。「アイディアは移動距離に比例するというのが私の持論」と片岡さんは語る。

 片岡暁伸さんは、代田教会員の両親と共に物心つく前から教会に通っていた。大学4年生で信仰告白し、聖歌隊奉仕が喜びとなった。一方、中学時代から脱サラ本や実用書に興味があった。高校時代には個人輸入の入門書を片手に、親に内緒で実践。失敗もしつつビジネスの面白さに惹かれた。大学時代からその世界に入り、卒業後ITベンチャー、経営コンサル会社に勤務、20代で香港と東京の上場会社役員として超多忙な生活を送る。

 転機は、東日本大震災だった。震災で大損害を被り、事業主として方向転換を迫られた。放射能測定器の輸入事業や除染事業を始め、福島へ出張の機会が増えた。その後、週の半分を福島で過ごし訪れた福島教会で「住む復興」という言葉が耳に残った。軸足を福島に置く決意をする。短期でトレンドの変化する被災地でリスク分散をしつつ、これまでのノウハウやネットワークを用い精密機器、アパレル等複数の事業を展開する。

 復興の道にビジネスは不可欠である。今や全国各地から人が集まる福島だが、復興ビジネスは地域に深く根差したもので、しかも地域の将来につながるものでなければ根本的な回復とはならないと片岡さんは語る。高い技術力を持つ地元民の多くは、自ら仕事を作り出すことが得意でない。福島の2、3年後の雇用をどう生み出せるかが課題だ。

 片岡さん自身、移住を通して上昇志向の生き方からパラダイムシフトを経験し、よりシンプルに生きる場所を見出した。「今は、日曜日ごとに語られるみ言葉を一言も聞き漏らしたくない」と語る。

1977年生まれ。福島教会員。

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